長期修繕計画と修繕積立金 | マンション管理組合コンサルタント ㈱CIP須藤桂一の日記

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破綻する長期修繕計画の改善、マンション管理委託品質向上や大規模修繕工事のムダやムラを適正化する管理組合コンサルタントをしています。

本日は「長期修繕計画」についてです。

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(1)長期修繕計画とは


一般的にマンションでは12~15年ごとに大規模修繕工事を実施します。
主に「大規模修繕工事」というと外壁の補修、塗装や防水工事などの「建築系」をさし、給水管の修繕工事などの「設備系」の修繕工事をさしません。
第1回目の大規模修繕工事でも一住戸あたり約100万円程度の費用がかかるとされています。「建築系」だけで、です。
大規模修繕工事は第2回目以降はより高額になりますし、その他に「設備系」の修繕工事が必要となったりしますから、マンションにとって多額の費用が必要となります。
そのため、修繕工事を行いたいが資金不足・・・という問題を回避するため、向こう30年程度のの期間を見通して「いつ」「どの部分」の修繕が必要になるのか?またその費用は「いくらぐらいなのか」「その費用を各区分所有者がどのように負担しあうのか」をあらかじめ計画するのが「長期修繕計画」というわけです。
なお、長期修繕計画はあくまで「めやす」であり、実際に修繕工事の時期が近付いたら、専門家による劣化診断を実施し、具体的な修繕方法や金額を検討する事が必要です。

(2)修繕積立金とは
大規模修繕工事や設備の改修工事を実施するために必要な費用を、各区分所有者が毎月積み立てるものです。
修繕積立金は長期修繕計画に基づき、修繕工事が必要な時に必要な費用が確保できるよう設定する事が重要です。