先日お伺いさせていただいたマンション管理組合で総会終了後に、私のところに歩み寄ってきた1人の男性区分所有者さんが「あのー、椎間板ヘルニアで相談があるのですが・・・」と沈痛な表情。聞いてみると、10年前から患っている椎間板ヘルニアがここ2週間ぐらい悪化して、3分と歩くことができないという。
とても辛そうな顔をしている。私はヘル友(ヘルニアの仲間を指す)を他人事とは思えずにほっておくことができない。
そこで総会終了後の打合せを社員に任せて、早速そのヘル友と個別相談ということで近所の喫茶店へ。
総会会場から歩いて10分程度の喫茶店だが、このヘル友は途中で5回もしゃがみこんで顔をゆがめて、少し痛みがひいたら、立ち上がって歩き出すという繰り返しで、やっとで喫茶店到着。
昨年にはレーザーで手術をやったものの、1ヶ月ほどしか効果がなく、今回は、本当に仕事にも差支えがあるようで、真剣な相談だった。おまけに知人でヘル友がいないらしく、手術経験者もいなかったようだ。私が患っていたときと同じ境遇だ。
そして私の経験を一通りお話をして、知人の医者を紹介して、昨日MRIをとってみると、私と同じ腰椎5番と仙骨の間(L5/S1)に立派なヘルニアが。
これがとても痛いの。私もロキソニンを飲んで杖を突いてようやく歩け、それでも途中で動けなくなり、ボルタレンの座薬(強力な痛み止め)を、自分でOA(お尻の穴)に挿入後、じっとしていると動くことができるようになる。なんて時代があったんだと思い出した。
そこで、ヘル友にお話をしたことは、椎間板ヘルニアは、できれば一度は全員が経験するべき病気だということだ。
私が椎間板ヘルニアを経験してよかったと思ったことは、
1.生きていることがいやになるほどの痛みを経験できることで、人の痛みや、障害者や高齢者のつらさなどが実感できる。
2.命にインパクトがない病気である。成人病や三大疾病について真剣に考えさせられた。
3.ほとんどの人が何らかの形で痛みが治まり(私は手術でした)完治したときには、健康のありがたさと、歩けることと座れることに感謝して、同時に健康に生んでくれた両親に感謝できる。
などをお話した。
激痛を抱えた当事者としては、なかなかそんな風に思えないだろうけど、プラス思考で前向きに治療に専念して、そして完治をしてほしいと心より思った。
そして、椎間板ヘルニアを患っていた当時を思い出した。完治をした際には一緒に祝杯をあげたい。