松下幸之助さんのお話から
2つ題材をいただきました。
松下幸之助さんは社員のひとりに、
「君、技術屋か」と聞きました。
そして、
「最近、松下の各工場で一所懸命品質管理を勉強して、
いいものをつくろうと頑張ってくれているけれども、
君、品質管理も大事だけれども、
もっと大事なのは“人質管理”やで」
と。
松下会長は、松下電器は人をつくる会社だと
おっしゃっていたけれども、
人に対する思いというのは一貫していて、
それを若い技術者に
「人質管理」
という言葉で諭されたのだと思うんです。
「品質管理」よりももっと大事なのが
「人質管理」だそうです。
私も本で読んだ時には、まだ、その言葉に込められた意味を
深く理解できるほどの立場でもなかったけれども、
後々あぁこういうことだな、
これを言っていたんだなと
体験を通じて実感できるようになりました。
とりわけ失敗した時にはズシンと響いてきたものです。
それからもう1つ、
松下幸之助さんは、
「君、製品を抱いて寝たことがあるか?」
と。あまりに突拍子もない問い掛けなので
答えに窮していると、
「君な、製品を抱いて寝たらな、
製品がもの言うてくれるんや」
とおっしゃったそうです。
そこまでの気持ちで製品を開発すれば、
ここはもっとこうすべきだということを、
製品が語ってくれるかの如くに
悟ることができるはずだと。
そこまでいかなければ
本当の製品というものはできない
ということを教えてくださったわけです。
是非みなさんも
自分の提供しているサービスや商品を、
心から愛してもらいたいと思います。
自分や家族が使いたくないものは、
お客様に勧められるはずもありません。
言い換えれば、
どうしても販売したい商品になるように、
自分の手で完成品に仕上げ、
そして心から愛することができるほど、
その、思いを降り注ぐ。
是非、みなさんも製品やサービスを抱いて寝て下さい。