今朝の日経新聞コラムより、
同意した。そもそも1300億円という膨大な予算をはるかに上回って3000億円なんて・・・ひどい。
しかも東京都も負担しろと国とやりあっている始末だ。
コンペ形式はこれだからダメなんだ!そのつけが国民に回ってくる。
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ふらり門をくぐると、夕日のなか、市民ランナーがトラックに長い影を落としていた。いつ来ても走れるなら運動着と靴を持ってきたのに、と後悔する。夏に訪れたスウェーデン・ストックホルムの陸上競技場は、日本が初めて参加した101年前の五輪の舞台である。
▼もちろん改修は重ねてきた。しかし、れんが造りの外壁や木のベンチを並べただけの背の低い観客席が古風だ。壁には、1912年以降ここで生まれた世界記録を刻んだ金の銘板が飾ってある。だから紛れもなくトップアスリートが競う場なのだが、一方で、さりげないたたずまいは周囲の景色に見事に溶けこんでもいた。
▼さて、7年後の東京五輪で主会場になる新国立競技場である。完成予想図は巨大な自転車競技用ヘルメットのようにみえる。1300億円と見込んだ建設費は3千億円まで膨らむかもしれないというし、威容が緑多き明治神宮外苑の景観にふさわしくないという声、大きすぎて五輪後に使い道があるのかを危ぶむ声がある。
▼定められた規模は必要だろう。が、「せっかくの機会だから」と計画がどんどん太っていく構図はないか。「建築は花火や仮装行列と違って、はい、また来年、というわけにいかない。そばをジョギングする市民に五十年後百年後も優しく語りかけてくるような建物だろうか」。建築家槙文彦さんの懸念はもっともである。