作家で詩人の高見順さんの話です。
高見順さんというのは、高見恭子さんのお父さんです。
と言っても20代の方は高見恭子さんを知らないかもしれませんが(^_^;)
高見順さんは食道がんの手術を受けて病床に横たわっていました。
ふと窓の外を見ると、激しい風雨の中を少年が新聞を配達しています。
その姿に胸を揺さぶられ、高見順は一遍の詩を書いたそうです。
なにかをおれも配達しているつもりで
今日まで生きてきたのだが
人びとの心になにかを配達するのが
おれの仕事なのだが
おれはなにを配達しているだろうか
ひたむきな新聞配達の少年の姿が晩年の作家魂に光を灯したのです。
心に光を灯された経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。
「人の心に光を灯す」それは自分の心に光を灯すことでもあると思います。
人生「お一人様1回限り」限定の人生です。
「人の心に光を灯す」そういう生き方をしたいものです。
私の愛読書、月刊「致知」からの引用です。