以前「うなる剛速球 俺が捕る」という記事に釘付けになった。
プロ野球経験もない54歳の普通のおじさんが、
今も150キロの剛速球の球を受けているという
安倍昌彦さんというスポーツジャーナリストの記事だ。
学生時代早稲田大学野球部の
10人中10番目の捕手だった安倍さんは、
大学卒業後会社員になったが、
人一倍野球が好きだったことから、
社会人野球の研修生の名目で野球の勉強をし直し、
スポーツ誌記者、高校時代から夢だったプロ野球チームの
スカウトなど職を求めたがかなわなく、
再びサラリーマン生活に戻った。
それでも、休日のすべてはアマチュア野球観戦に捧げ、
ついにアマチュア野球情報誌「野球小僧」から声がかかり、
アマチュア野球通として座談会などに参加後、
選手への取材もさせてもらえるようになった。
それが「野球小僧」の中での体感記「流しのブルペンキャッチャー」の連載だ。
当初は苦労の連続でプロが注目する投手の球を、
どこにでもいそうな中年男が受ける。
聞いたこともない話に、周囲やチーム、
そして投手は戸惑い、大いに心配した。
そもそも自分が150キロの球を受けられるのか?
当初、東北高校3年高井雄平選手(現ヤクルト)の
151キロの剛速球が捕れなかった。
正直怖く、帰りの車でもヒザが震えていた。
しかし、安倍さんは「それでもいい。
その事実が投手のすごさを伝えることになる。
そう思うと楽になり、いい音をたてて
捕ってやろうという下心もなくなった」という。
地道に続けるうちに少しづつ認知されるようになり、
取材を断られることも少なくなり、
逆に選手から手を挙げてもらえるようになった。
先日は、孫が高校野球で投手をしているという
おばあちゃんから取材に来てほしいとはがきが来た。
「孫のために自分ができるのはこのぐらいだから」と。
本当にありがたい。
本人も驚くそうだが、
54歳にしてキャッチングが確実に上達し、
投手をのせる会話も身についた。
「無理はしないでいいけど、
今日のマックスを見せてくれ。
怪我させてもいいから手加減はしないでくれ」
といつも思う。
気の抜けた球がきたら挑発する。
「これがエースのボールか!?」
失礼なことも相当言う。
実際に受けた投手が息子に見え、
そして心から気になる。
現在は、昨年ドラフト1位で西武に入団し
た菊池雄星投手が不調だと聞く。
やさしくて向上心があるだけに、
色々な人の様々な助言をすべて
捨てきれずにいるのではないか。
今年のドラフトは「ハンカチ王子」早大の斎藤祐樹君をはじめ、
早大ストッパーで野手としても才能抜群の大石達也君、
神宮球場で156キロを記録した中央大の沢村拓一くん、
など好投手が目白押しだった。
「投手の剛球に左手が粉砕されてもいい。
できればあと10年、
現役を続けたいのだけれど」
と締めくくられていた。
大リーガーを夢見ている鷲谷修也(わしやなおや)選手は言いました。
「覚悟の量と、選択の質」 だそうです。
そして、
あなたの夢/志を心から大切にして下さい。
言葉にして公言して下さい。
そして、その夢/志に大きな責任を持って下さい。
世の中の成功者と呼ばれる人は、みんな成長者なのです。
最初からすごい人なんていない。
夢は見るものではなく叶えるものです。
・・・なんだと思います。