今朝の日経新聞コラム | マンション管理組合コンサルタント ㈱CIP須藤桂一の日記

マンション管理組合コンサルタント ㈱CIP須藤桂一の日記

破綻する長期修繕計画の改善、マンション管理委託品質向上や大規模修繕工事のムダやムラを適正化する管理組合コンサルタントをしています。

今朝の日経新聞コラムより、

なるほど!と思ったので、ペーストします。是非ご一読ください。

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大人を待たせて子供たちが買い物に熱中する。そんな光景に、哲学者の鷲田清一さんが疑問を投げかけていた。場所は京都。子供らは修学旅行生。大人とはタクシー運転手のことだ。数人で乗ればバスより安上がりなこともあり、タクシーで街を回らせる学校が増えた。

寺巡りは短く済ませ、繁華街に急ぐ生徒も。運転手は近所で待つ。それがプロとはいえ、生徒は人としての品位をはぐくめるのか……。そう案じる中、「お世話になる運転手さんに」と故郷で買った土産を渡した生徒がいた。鷲田さんはその話を聞き「救われた」と著書で書く。三宅島から来た高校生4人組だったそうだ。

外から見ているだけでは分からないが、そういう生徒も実は多いのかもしれない。通学バスを降りるとき、運転手に「ありがとうございます」と声をかける大学生がここ数年で増えた。大学で教壇に立つ翻訳家の金原瑞人さんが、先日の本紙にそう書いていた。おれは客だぞ、と威張っている大人よりずっといいと褒める。

2年前、震災の被災地に若者たちが駆けつけた。「ありがとうの言葉が嬉(うれ)しかった。言われたことがなかったから」。そんな感想をよく聞いた。耳にして嬉しい言葉は、きっと自分も使うようになる。昔、食堂で「ごちそうさん」と声をかける大人の男が大勢いた。今はあまり見ない。社会から欠けたものに若者は敏感だ。