ほとんどの建物調査診断での結果は、近いうちに大規模修繕工事をしましょうという結果になってきます。
施工会社は工事を受注したいので、大規模修繕工事をすぐにやりましょう。
という結果になるのが一般的ですが、実は設計事務所も例外ではありません。
ほとんどの設計事務所は施工会社やメーカーに調査を依頼してやってもらっているので、ちょっとしたひび割れや壊れている箇所の写真をたくさん貼り付けて、不安をあおり、大規模修繕工事推進を助長する傾向にあります。
特に設計事務所の場合には、万が一建物調査後に漏水事故や不具合が出てきたときに「だから早く工事をした方がいいといったじゃないですか」と言えるように、つまり「まだ大丈夫ですよ」とコメントし、万が一漏水工事などが起きた際に、責任追及されると困りますし、また、できれば、鉄は熱いうちに打てという意味でも、当期の理事会や修繕委員会がやる気になっているうちに「早い工事が望まれます」なんて教科書どおりの台詞になります。
したがって「すぐに工事をやりましょう」なんて言葉が出てきたら要注意です。