現在、特に首都圏の自治体が、マンション管理組合に対して、帰宅難民や津波避難場所として、マンションを活用させてほしいという打診の話をよく聞く。
特に東海沖の大地震を想定している湾岸地域のマンションでは、逃げ場所がない中で、比較的高い建物を所有者しているマンション管理組合に、有事にマンションを開放して欲しいという要望がきているようだ。
さらに、都市部にあるマンションでは、集会室などを帰宅難民に対して開放や、食料/水/トイレ/毛布/携帯燃料などの備蓄をお願いしている。
悪いことではないと思うのだが、マンション管理組合側は「困った時はお互いさま」と受け入れを容認する声がある一方、「知らない人に占拠されるのは不安」など否定的な意見も多い。
また、理事会では「検討はしたいが、全住民に納得してもらうのは大変」と複雑な表情を見せるところも。
実は、案外ネガティブなシンキングだ。
またオートロックの玄関が多く、避難者が来てもすぐにマンション内に逃げ込めないため、何らかの対策が必要になる。
事前に、そんなことを検討しないでも、本当に有事の際には、人間、助け合いの精神や、力をあわせることは、今回の大震災でも立証済みだ。
オートロックも、だれか近くの人が開けるだろうし、いざとなればパニックオープンを知っている人もいるだろう。
事前に、覚書や、文章で残そうと議論をするから、空中分解をしてしまう可能性があると思う。
そんなことを考えた一日であった。