日経アーキテクチャ 2011年8月10日号より
分譲マンション共用部分の改修工事を安い初期費用で実現する。そんな事業が好調だ。
サッシや玄関ドアなどの健在をリースで提供、資金不足から改修工事に踏み切れなかった管理組合に受けている。
分譲マンションの窓周り改修工事物件は増加し続け、今後数年のうちに「サッシ工場が足りなくなるかもしれない」とサッシメーカーのリフォーム事業責任者は懸念しているほどだ。
共用部分につけられたサッシや玄関ドアの交換を望む住民がいるにも関わらず「修繕積立金が足りないために実施できない」という声に応えたものだ。
提供する業者は【三協立山アルミ+オリックス】、【LIXIL+三菱UFJリース】、【YKK AP+東芝ファイナンス】の連合3社がある。
管理組合は、工事費については元請会社に一括で支払わなければならないが、建材にかかる初期費用は将来修繕積立金を前借することでゼロにできる。リース終了後、建材はマンション管理組合に所有権移転型リース(割賦)でのファイナンスとなる。
各社で工事費用も、ファイナンスの範囲(建材/工事費など)、期間、金利もそれぞれ異なるので、比較検討が必要だと思う。
マンション改修の市場は年間7500億円と、膨大なストック需要があり、とくにサッシ交換などは手付かずの領域だ。
しかし、私のブログでも、再三警鐘を鳴らしているように、古いマンションの多くが修繕積立金不足に悩まされている。
今後の、大規模修繕工事を独占していた、専業者/管理会社などの構図が変わってくるかもしれない。