日経アーキテクチャ 2011年8月25日号より
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東京メトロの平和台駅で7月26日、エレベータが急停止して落下。利用者1人が打撲。
事故を起こしたエレベータは地下階から地上階へ上昇中だった。3本あるロープすべてが、破断したことが原因だ。
三菱電機製のエレベータは積載量750㎏で、11人乗りだった。三菱電機ビルテクノサービスが保守を担当していた。
事故を受けて、国交省は三菱電機ビルテクノサービスが保守を担当点検しているエレベータのロープを緊急点検するよう、全国の特定行政庁に通知した。
対象となるエレベータは20万台に上る。同社は緊急点検の結果を10月15日までに国交省に報告する。
三菱電機ビルテクノサービスによると、同エレベータが設置されたのは2004年1月。
事故前に実施した法廷点検は2010年9月7日だった。この時「ロープにさびが発生していた。しかし著しいさびではなく、取り替えなかった」(同社広報部)
法廷点検後、月2回(年24回)行っている定期点検ではロープに異常は発見されなく、事故前最後に実施した定期点検は7月14日だった。
エレベータ事故に詳しい明治大学理工学部の向殿政男教授は「3本のロープすべてが切れたという例は聞いたがことがない」と話す。
国交省などが資料を示した過去の事故例を見ると、複数本のうち1本でストランドが切れたケースが多く、向殿教授は、「保守面だけでなく、構造上の問題や故意に破談されたもではなかったのかなど多角的に原因を調べる必要がある」と指摘する。
現在、国交省の昇降機等事故調査部会が事故の原因を調べている。
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個人的には、だれかの故意による事件だという気がしているし、ロープの故障が原因になって欲しくないと願っているが、もし、事故だとすれば、大変な問題だと思う。
2004年に新設をした、7年目の新しいエレベータで、メーカー系保守会社が、月に2回/年24回も定期点検をしていながら、3本のロープが破断するなんて、メーカー系の信頼が一挙に失墜する大変な事態だと思う。
原因を徹底的に究明して欲しい。