日曜午後は、お昼寝よ。
さて
私を虐待し続けた義理兄を憎むという、
至極当たり前の感情をやっと持てた20代後半の頃。
憎しみの感情というものは、膨大なエネルギーを作り出すものだ。
あれから10数年経った今も苦しみ続け、悶々と生きている自分とは裏腹に、
2度も結婚し幸せに暮らしているであろう義理兄のことが、憎くて仕方なかった。
どうにかしてあの男に謝罪をさせ、ダメージを与えることは出来ないだろうか。
そんなことを考えるようになった。
以前はむしろ、義理兄の方が口止めのために私を殺しに来るような気がしてならなかった。
が、年数が経つにつれ、警察官であり家庭も持っているあの男が、
あえてそんな危険を冒すはずが無いと考えるようになった。
公的に訴えることは無理なほど、あれから年数が経っている。
とっくに時効が成立していたし、そもそも身内同士は訴えるにも何かと制限がある。
それならば、謝罪をさせ慰謝料は取ることは出来るだろうか。
お金で解決できることでもないが、他に償いとなるような方法など見つからない。
あの男が、私に手をついて謝るシーンを想像してみた。
責め立てたところで、とてもそんなことをするとは想像出来ない。
適当に流されるか、そんな昔のことは知らないと開き直られるのがオチだ。
誰にも頼るもんか、とは思ったけれど。
やはり私ひとりでは無理、誰か力のある人に協力してもらわないことには。
思い当たる人がいた。
銀行のお偉いさんをやっていて、弁護士の知人もいる叔父だった。

