テーブル下が特等席。
さて
私の、もっと若い人とお見合いすべきですよという言葉に、
Sさんはとんでもない返しをしてきた。
「いやあ、だって。こんな60のオジさんなんて、そんな若い人には相手にされないでしょ?」
・・・なんだそれ。
じゃあ私くらいの歳なら釣り合うとでも言いたいのか。
こういっちゃ何ですけど、私だってアナタよりはひと回りも若いですが。
でもアラフィフなんだから、「こんなオジさん」でも文句言えないでしょってこと?
アラフィフなのは確かだけど。
何だかすごく失礼に感じる。
私の被害妄想?
何だか腑に落ちないまま、私も思った通りのことを言ってみた。
「でも私の歳だって、普通に考えたら子供なんて産めませんよ。
今から産むこと自体大変ですし、育児だって体力要りますしね」
するとSさん、
「でも、あの芸能人の、元レスラーだった人。誰でしたっけ、
40後半くらいで産んでましたよね?頑張ればいけるんじゃないですか」
と、いかにも自分が正論を言っているかのように返してきた。
ジャガー横田さんのことか。
まったく男性というのは・・・
すぐ芸能人のケースを自分にも当てはめたがる。
加藤茶さんが20代の女性と結婚すれば、自分もイケるかも?なんて思ったり。
(世話好きAさんによると、年配男性の多くがこの話をされたらしい)
一体、自分と加藤さんがどれだけ違うか、考えないのだろうか。
話は戻りますが。
ジャガーさんは十分に身体も鍛えてらしたし、金銭的にもゆとりがあったろうし、
ついでに旦那様はお医者さんでもあったし。
私たちのような一般人と同じに考えるべきじゃないだろう。
それにジャガーさんだっておそらく、出産育児は大変だったに違いない。
「ジャガーさんはあくまで例外ですよ。
少なくとも私は今から子を産むことなんて全く考えられませんし、
私と同年代の人はたいていそうだと思いますよ」
怒りを抑えて、そう答えた。
もう早く、このお見合いを終わらせたい。
子供を産まないのなら私には用は無いでしょ?
久し振りに、女性を「子供を産む道具」扱いする男に出会って、
非常に不愉快だった。
お見合いって。
共に生きるパートナーを探すのが目的でするんじゃないの・・・?

