あらこはるちゃん、きれい好きね〜。
女の子だもん。
さて
二人しかいない家の中で、気まずい雰囲気が続くというのは息苦しいものだ。
かと言って、自分から謝るようなことでも無いし、母の機嫌を取る必要もない。
私は自分にそう言い聞かせ、母とは必要最低限のことしか話さなかった。
それでも親子というものは、何となく元に戻っていくものだ。
徐々に、家の中の雰囲気がもとに戻りつつあったが、
私は未だ義理兄への復讐の思いを捨てていなかった。
その頃は、たくさんの夢を見ていた。
義理兄を、斧で叩きのめして殺そうとする夢、
逆に私が捕えられて密室に閉じ込められる夢、
想像したことを実際に夢に見てしまい、眠るのが恐ろしいと感じる時期もあった。
何かしら、この思いに決着を付けないといけない。
謝らせることが出来ないのなら、何かあの男にダメージを与えたい。
幸せに暮らしているなら、その邪魔をしてやりたい。
今思えば醜い、恐ろしい考えに満ち満ちていた。
そして私はついに、あることを思い付いた。

