昨日、校長先生から気軽に「一度(プールに)連れておいでよ」と言われたワタクシ。


校長先生がその気になってくださっても、本人がドーヨってあたりで
働きかけのアプローチを少し変えてみようか、と( ・ω・)ノ


帰りにジェラートを食べる案は失敗しているので…


【其の壱】
piccolino本人がその
衝動性をいかんなく発揮したが故に(薬効が出ている時間帯ではある)
その曜日のその時間帯に遊んでくれる友人との取引が危ういところにつけこむ。


【其の弐】
買わないけど、おもちゃで釣る。


【其の参】
ココロの拘束をつくる。


壱案は流石に気の毒なので、弐案と参案の折衷案で進めてみようか、と予定表を作成。
すべてのADHD児に有効かどうかは不明ですが、少なくともpiccolinoの場合、
内容が具体的であればあるほど、達成度が高くなる傾向にある
ので…


『×月×日●曜日の よてい です。
 何時何分:オバチャンと きょうしつプールに いきます。
       piccolinoは こうちょうせんせいと あいます。
       こうちょうせんせいは、piccolinoが たのしく じょうずに 
       およげるように あそびながら やさしく ていねいに 
       すいえいを おしえて くれます(イラスト挿入)。
       
       オバチャンも こうちょうせんせいから おしえて もらいます。
       いっしょに たのしく こうちょうせんせいと あそびましょう。


 何時何分:きょうしつプールを出て、おもちゃやさんへ おもちゃを 見にいきましょう。
       サンタさんに おねがいした おもちゃは あるかしら??(画像挿入)』


そんなプリントに『やくそく の あめ』を複数入れたジッパーケースを添える。
ついでにpiccolinoが得意とする、ぬり絵(ワタクシにはわからない恐竜の絵)も…。


ピコ:「先に飴を舐めてもいい?」
me :「いーけど、約束は守らないとダメになっちゃうよ?」
ピコ:「うん。わかった」
me :「じゃあサ、この紙の下のところに“やくそくをまもります。piccolino”って書いて?」
ピコ:「わかった!」


piccolino、フルネーム署名のあとに「1こ」と書く。


ママ:「ちょっとォー、約束を守りますがないじゃんよー?ちゃんと書きなさいよ!」
me :「多分ね、この“1こ”に、彼の理解したすべてが反映されていると思われる」
ピコ:「そーだよ。オバチャンとプールに行くんでしょ?」
me :「うん。そして、そのプールにはアワの出るお風呂
(ジャグジー)があるんだよー」
ピコ:「アワの出るお風呂?!…オレ、ちょー行きてぇ!スッゲ行きてぇ!!
    飴はね…どの飴にしよっかなぁ??…『カネのミルク』これにしよう」
me :「
きんのミルク、なんだけどね。こどもの口から“カネ”って響きが出ると、
    なんだかイヤラシイっていうか、夢がなくなるねぇ~」
ママ:「そうだねぇ~
(苦笑)
ピコ:「オレ、ぬり絵もチョー得意だから、いま塗っちゃうね!」
ママ:「いや。アンタ、風呂の時間だてー。早よ風呂入って、早よ寝れね」
me :「piccolinoは ぬり絵が上手なんだから、時間のある明日にして丁寧に仕上げれば?」
ピコ:「もう塗り始めちゃったもーん♪」


既に薬効の切れた時間に、止められない衝動
その後どうなったのか分からないけれど、とりあえず今日の段階ではプールも可な感じ。


これが直前になって「やっぱヤダ」って言うのがpiccolinoであり、
約束は破るために存在するのもpiccolino、というところでの『約束の飴制度』
なのだが…。


ドタキャンしてもpiccolinoにペナルティが生じるわけではないので、
『約束の飴制度』のホカに、見るだけ予定のおもちゃ屋さんのクーポン券の保管を任せる。


泡風呂(ジャグジー)が効くか。
飴を摂取したという心理的拘束が効くか。
買わないおもちゃ屋さんに行くことが効くか。
ぬり絵成果品褒め殺し作戦(未完のため、まだ出来ずにいる)が意外にイケるのか。
いずれもアウトになるのか。


なにしろ、現地に連れて行くまでが季節的な意味も含めて面倒なのであって、
行ってしまえば多分彼は楽しめるんだと思われるだけに、いろいろ惜しいのですよ 。


スイミング夏期講習のフラッシュバックが起こったら、その時点でアウトやし…。


piccolinoの気持ちがプール入水時まで維持されることを切に願う次第
彼の場合、現地に到着しての心変わりもザラにあるのでネ...( = =) トオイメ