おやおや(・◇・)珍しく偽コーチがコースで泳いでいるじゃないの。


そこそこチビッコの飛ばすビート板を顔面に喰らいながら、自分の準備運動的な行為をば。
うんまぁ、いつもの通り。
板キック100に蹴伸び25、サイドキック50、顔出しサイドキック50、クロール25、
游方真100からの 縦のあおり足25、横のあおり足25、あおり足バック50…といった辺り。


でー、游方行から練習を開始したのですが、先行きに偽コーチが立ちはだかる。


偽:「よッ♪」
私:「こんにちはー。偽コーチさん、さっきのバタフライ、いつもより速かったですね」
偽:「俺、速くもゆっくりも出来んもん。クロールもそーらけど、
プッシュするんて。
   いっかねー。こーして、こーして、こう。やってみた?」


( ´Д`)あぁ゛~…墓穴掘った。
白状すると偽コーチのスピードなんて気にしちゃいなかったのだけれど、
ちょろっと社交辞令を申し述べたばっかりに、やりたくもないバタフライをやるハメに。


偽:「次はクロール!見ててみた?」
私:「偽コーチさん、ごめん!クロールはまだその段階じゃないからパスで」
偽:「ふうん?案外コンジョーねんねww」
私:「ヘタレだからね。自分の練習をします」
偽:「まぁ、いいこてさ…あ。××病院の循環器の先生だ」
私:「この前、お子さん連れて教えてた先生??」
偽:「ちごてー。あれは胸部外科の先生だねっかて。違う医者!」


偽コーチが、その循環器医師へアブラを売りに行ったので、
そんなにレアな存在なのか??とその男性をジーッと見てみたけど、
ときどきウォーキングしに来てる男性であって、それ以上でもそれ以下でもない感じ。


半裸の男性に肩書きが乗ったところで、さしてハロー効果が期待できない辺りが、
多分ワタクシの残念なところの一つなのであろうかと思われる。
どっちかっつーと、ビキニなのに腹肉が乗っちゃってる女児の方に目が行くっつーか。
小学生に胸肉は期待しないまでも、腹肉が乗るようならビキニは止めたほうが…。


そんな折、父子でプールにくるコンビが入水。
こどもの泳ぎがマジメにやれば相当伸びそうな雰囲気なので、蹴伸びを点検。
父曰く、習ってない割にクラスでは速いほうらしい、とのこと。
本人も「天才ですから」って、どこの桜木花道だよ( ・ω・)つ゛って話なのですが、
ここをこう直して、このクセに気を付けるとキレイだよ、などと褒めていると…。


僕:「俺、天才だけど水泳、習おうかな?でもお金かかるからダメかァー」
父:「おまえが本気で考えてるなら反対はしないぞ?やるか?ちゃんと」
僕:「ううん。遣り始めると安くないだろうからヤメトク…」
父:「このオネーサン
(ワタクシのことらしい)から教えて貰うか?」
私:「?!!
僕:「だって練習してるみたいだし。邪魔しちゃ悪いよ。教わりたいけどね」


よし!じゃあ、オバチャンが一肌脱ぐよー。
ということには、当たり前だけどなるわけではなく。


経済的なことを理由に、習いたいものが習えない状況というのは
いまもむかしも変わりないところでもあるのだなぁ( ▽ )o〇Oと。


今後のカレの場合“部活”という方向性も考えられるし(地元に水泳部はないが)、
周囲の人的資源に甘えても構わないわけで、慌てて選手になる用事がないのであれば、
いまのままでも特に問題はないのではないかと思われる( ・ω・)


本当に利口なコなら、その辺のオバチャンの一言に乗せられることはないだろうけどもね?
オバチャンの一言に乗せられるコなら、是非とも「ヨウコソ日本泳法部へ!」となりますが、
まだまだワタクシ程度ではスカウトしたって、その後の責任が取れないものなぁ…。


カレの素直さと身体の柔らかさは、放置しておくには勿体無いものがあるのだけれど、
いかんせんワタクシ自身がまだまだなので、働きかけたところで説得力もなし。


オノレの至らなさ故に金の卵のひとつを指をくわえてタダタダ見ているだけってのが、
情けないけど、どーしようもない現実でもあるわけで、結局は練習するしかないという。


しかし!
いまのワタクシの最優先事項は水の中にはない。


どーにもならないジレンマに、暫し悩まされることもある、ということで( ・ω・)ノ