教室プールの開場前の行列で、は嬢が昨日目撃したという焼身自殺現場後の状況について、
い嬢と3人で語らっていたとき、水泳教室の指導が一段落した校長先生から声かけがある。


3名で挨拶をし、ワタクシは校長先生がマゴのように可愛がっているコの大会成績が
ローカル紙に掲載されていたので、ローカル紙を購読していない校長先生に、
「昨日の新聞ですが…」と手渡すといつものように印がしてあるよね?」と念を押される。


いつものようっていうか、今年に入ってからなのだけれど、
【陸上】【ハンドボール】【体操】【サッカー】…なんてのに【水泳】が紛れており、
その中でも男女に分かれ、各泳法メートル単位で上位者の名前が載っているので、
細かい字を探すのが億劫かなぁ??と勝手に始めたサービス


全国紙には載らないような、地区大会やブロック大会の成績をみて、
あのコの名前(成績によっては苗字のみの場合も)を見つけては種目で確認。
名前と種目、学校名がワタクシの知ってる範囲のものと合致していればマーカーを引く。
そして、その記事を切り取って校長先生に手渡す、というもの。


me :「今日お渡しするのは、みどりの蛍光ペンでマーカーしてあります」
先生:「うんうん。これだけ頑張ってれば日本泳法どころじゃないね!ありがとう。
    それでサー、お陰様で写真、2名を残してこどもたちに今日全部配ることができました」
me :「おぉ、そりゃ良ぅございました」
は嬢:「こないだ言ってた遠泳大会の写真?」
先生:「うんだ!じゃ、ちょっと休憩してから行きますんで。ありがとね!」
me :「はーい、よろしくお願いしまーす」
は嬢:「今日の水泳教室に間に合わせるために写真屋を急がせたの?」
me :「いや?は嬢さんもいらっしゃったからご存知でしょうけれど、
    あの場で
先生からプリントする写真を選んで貰って、
    その足でコンビニのコピー機で印刷できるようにケータイでチョチョッとやって。
    それで、翌日
先生に印刷した写真をお渡しして、今日に間に合ったという…」
は嬢:「お若い方は、そうやって指示された以外の方法も思いつくからいいわよね。
    私らみたいにトシ行くと、言われた通りにしか動こうと思わないもの」
me :「違うんですよ。話聞いてたら段取りが多くて面倒くさそうだったんで、
    どうやって手間を省くか、ズルすることばっかり考えてたんですよ。
    手を抜くことに関しては手抜きしないんですよねぇ~f(^_^; 」
は嬢:「
(⌒▽⌒)アハハ!なにそれー」


今日の練習会は①は嬢②ワタクシ③い嬢の順で游ぎ出す。
い嬢以外には校長先生游方の指定以外は何も仰らず。
静かすぎて面白くないなー、と思いながら、は嬢との距離を目測して出るとき。


いつもは目的地を自分の中で定めてから游ぎ出すのだけれど、
大体立ち位置に変わりがないので、ちょっと冒険してみようと、
游ぎ出し直前の羽交伸姿勢のときに、校長先生に向かってニッコリ。
すると校長先生もニッコリして頷かれるので、それを見てから身体を横に…。
その足元からは、い嬢に対する「行きは三段伸、帰りは羽交伸!」という声が聞こえる。


楽しくないと身体の浮きがイマイチなんですよねぇ( ▽ )o〇O


ダウンをして練習会を終わりにしよう、ってんで、今日はどうしようか考えてたけれど、
練習会が終わりなのであって、その後すぐに帰るわけでもなし。
ダウンと言われつつも拷伸をしたり諸手伸をしたり、と好き勝手やって終了。


い嬢は嬢も帰り、ワタクシひとりでコースに残り、練習会でやらなかった游方を自主練習。
そこに、先週ワタクシの背中に背泳ぎで乗り上げてきたオナゴ様が現れるので、
先週はどうも失礼しました的挨拶をして、ご理解をいただいた上で共存する。


今日のオナゴ様は背泳ぎではなく、平泳ぎから開始。
オナゴ様が平泳ぎのときは、ワタクシは横体の游方で。
オナゴ様がクロールをするときは、見送ってからの平体の游方を。


あれれ??
オナゴ様、25mでやめちゃった??
まぁいいや。
これで片道行ったら帰るし。
なんでしたら追い越してってねーって游方草で終点まで行ったとき。


オナゴ様、ゆーっくりのクロールで終点に到達。そしてワタクシに言う。
日本泳法ですよね!キレイな游ぎでいいですね!

 手足が揃ってないのに美しいって凄いですね!
 気になってズッと後ろから足って、どうなってるんだろーって足の動きを見てました。
 床に足がつきそうで、全然ついてなくて、それでいて強く蹴ってるようにも見えなくて。
 どうなってるんですか?すーごく滑らかでキレイですよねー!」


ですよねー、と言われても自分で自分のサマが見えてない上に、
どうなってるのかはワタクシがお尋ねしたいところでもある。
ていうか、そもそも游方草のつもりでやっていて、校長先生も別段ナニも仰らないけど、
游方草になってるんか、全然そんなことはないのかもわかってないっていう辺りで、
自覚がないのも恥ずかしいけれど、その自覚のない段階の状態を見られている、というのが、
なんだかとっても気恥ずかしくて
…タスケテ(ノTдT)ノチョーダイ、な気分に。


ホームプールとは違い、教室プールに来る方々というのは泳力の高い方が多い。
周りを見渡せば、ワタクシは面識はないけど、指導員な方々がウジャウジャいたりする。
そういう目が肥える環境下で練習されている方は、日本泳法に関しても寛容。
ありがたいけれど、タイム計って練習されてるオナゴ様をワタクシごときで拘束するのも心苦しい。


「波を立てないで游ぎたいんですけど、自分の鼻息で波が立っちゃうんですよー。
 まだまだ練習しないと、なのですが、今日は帰ります。有難うございました、ごゆっくり♪」
なんつって、逃げてきちゃった 。。


実際、用事があったので帰らなきゃならん場面ではあったのですが、
オナゴ様には申し訳ないことをしたやもしれません。


ワタクシの手持ちの状態を一番見てるのは校長先生だけだしなーッ。
(↑ そして、いずれも別段コメントはない