昨日の遠泳大会に参加して下さったマダムK嬢が。


K嬢 :「昨日、なんだか見守りさせられたでしょう?あのとき横泳ぎっぽいのをやってしまって」
me :「あぁ!そうでしたね。Kさんの場所柄、左の耳が下にはなってましたがやってましたね」
K嬢 :「横泳ぎも面白いねぇ。チョッとやってみたくなったかも。教えていただけます?」
me :「あぁ、そういう話は
校長先生に言っていただかないと…」
K嬢 :「畏れ多くてとっても頼めないわよ。声もかけらんない。こんな感じでしたよね?」


左耳を浸けるカタチを覚えた模様。
左利きかと尋ねると、右利きだけど、ターンのときも左でタッチ。
呼吸も左呼吸で、左の方が遣りやすいみたいなんだけど…というところで、
そんじゃマ、游びなわけだし、一応武道からきているらしいので本来は右が下になります。
なぁんてことを大まかに話してから、K嬢の左下versionを観察。


昨日ちょろっとやった、なんて割に4泳法の方々が苦労されるあおり足
割りとスムーズに出来ているので、足はフィニッシュの揃えと伸びさえできれば見れる感じ。
掻き手も内腿に収めるという話をしてからはホボホボ良い。


で、モノは試しで右を下にしてチョッとやってみてーっていうと、素晴らしくスムーズ。
あと2日くらい練習したら基本的な動きはマスターしそうな勢い。


me :「Kさん、上級先生より上手になりますよ!センスがあるんですねぇ~」
K嬢 :「本当?!」
me :「惜しむらくは、おへそが天井を向きかけているので、
    おへそを天井方面ではなく、床に向ける感じのほうが、身体が安定するかと」
K嬢 :「太ってるから仰向けに浮いてしまうんじゃなくて?」
me :「それを言われましたらワタクシなぞ、仰向けになりっぱなしですわ。
    女性は腰回りに脂肪があるから、そうでなくともおなかを上に浮きやすいそうで」


練習するK嬢の傍らで、伯爵夫人も触発され、ビート板を用いてのあおり足の練習を行う。
2人の動きを点検しつつも、ワタクシはワタクシで練習しますから、足を浮かせるためのアレコレを試す。



そんな中、諸手伸をし終え、片手抜に移行しかけたとき。


K嬢 :「ねぇ、その游ぎ、とっても気持ちよさそうねぇ!速さは出るのかしら?」
me :「速く掻けば速く進むし、いまみたいにボケッと伸びてればゆっくり進みますかねぇ??」
K嬢 :「それって難しい游ぎなの?」
me :「どうでしょう?ワタクシでもナントカ誤魔化せてる感じなので、そんなでもないのでは?」
K嬢 :「スーッと伸びるし、楽しそうだから私も覚えたいんだけど、出来るかしら?」
me :「出来てるかどうかは兎も角、やってる事例はココに…」
K嬢 :「手足の動き的にはどうなのかしら?」
me :「うーと…じゃあ、プールサイドからワタクシがやる様子を眺めてもらってもいいですか?」


K嬢 :「両手って、そんなに上の方まであげられるものなの?!」
me :「最初はちょっと斜め上、段々慣れてくると上の方まで腕があげられるようになります」
K嬢 :「難しいのねぇ~…で、それを教えていただけます?」
me :「それはですから
校長先生にデスネ…」
K嬢 :「とっても私なんかが声をかけられる方じゃないもの。
    頼めないからyutahaさんにお願いしてるんだけど、ダメかしら?」


泳力の高さに定評のあるK嬢クラスですら声をかけることが憚られる校長先生に、
今日がゲートで入れ違いになったワタクシ。


me :「あぁ!先生、こんちは!」
先生:「おー!yu-たん、お先ぃ」
me :「え…ナニ、
先生お帰りなんですか?」
先生:「うんだ!」
me :「なぁんだ、入れ違いか。プール混んでました?」
先生:「いや?そうでもねぇ!」
me :「あ、そだ。昨日はお疲れさまでした、ありがとうございました」
先生:「こちらこそ、お疲れさまでした」
me :「いやぁ、梅雨明けしましたねぇ~!」
先生:「うん、明けた明けた」
me :「梅雨明けましておめでとうございますな、猛暑お見舞い申し上げますっていうか」
先生:「
(⌒▽⌒)アハハ!


なぁんて、フザけた話を平気でしてしまう辺りが、
何も知らない初心者素人下っぱってーのは怖いもの知らず、なんですよねf(^_^;


うでも、こんな感じでも相手にしてくださるから、K嬢的に雲の上の存在でも
頼めば快く相手をしてくれそうな気もするけれど、どこに遠慮が発生するのだろうか。
そこが素人の浅知恵、なんでしょかね。。


なんてことのない遠泳大会だったにも関わらず、参加した方、されなかった方。
少なからず2名に影響を及ぼす游方伯爵夫人は足にガチガチに力が入っているので、
そこらへんはパワースイマーが苦労されるところなのかもしれないなぁ、と
長い目で見る必要性を感じたけれど、K嬢の習得は早そうな感じ。


いずれにせよ、日本泳法に興味を持っていただけで嬉しい限り。
こういうところで、ワタクシに教えられるほどのキャリアとスキルがないことを申し訳なく思う次第。


お願いだから2人とも、遠慮しないで校長先生に訊いてくんなましーッッッ。