むーん。
立游は立游としてそれなりの状態。
ソコに抜き手を加えようとすると…。
浅いプールで片手抜をしようとすると、爪先が床をなでてしまう。
身体も前傾になるようだし、水深が深いときに比べ、そもそもの角度が違う気がする。
昨日の片手抜の不出来具合をズルズル引きずって、モンヤリしてるいま。
4泳法のオジサンに相談してみたけど、「俺、そーゆーのワカンナイ」って一蹴。
そんなとき、夜の4泳法の教室で教えている水泳指導員のヒトが入水。
彼を以下、指導と表記することにして…。
me :「先生、浅いトコで足で浮きを取る練習をする方法ってありますか?」
指導:「えッ?!ナニソレ。何がしたいの?」
me :「片手抜の抜き手が巧いことイカなくて困っているのです」
指導:「抜き手ってナニ??あッ、自分、日本泳法だもんね。
俺は横の游ぎしかできないからサー。校長先生はどうしたの?
そういえば、俺、今年に入ってから校長先生を見てないなぁ」
me :「校長先生は手術して落ち着かれてプールに来るようになった矢先の一昨日。
自宅のといを直そうとハシゴに上ってハシゴごと転落。ケガ療養中です。
教えるとき以外では極力水に入る事を控えておられる模様」
指導:「あれ?校長先生って日本泳法以外教室ってナニ持ってるの?」
me :「シニアのはじめて。シニアの50m。それと日曜朝のチビッコのヤツ…」
指導:「あぁ、全部教室プールなんだねぇ~…そっかー」
me :「そっかー、は兎も角」
指導:「いや!俺は教えらんないよ。逆に教えてよ」
me :「伯爵夫人が指導さんの日本水泳はキレイなのよォ、って話してましたよ?」
指導:「それ、横の游ぎだって」
me :「タテもヨコも足は一緒!…てことで、後で宜しくお願いしますッ(=゚ω゚)ノジ」
二段伸で戻ってきてたハズだから、と三段伸から続けて( ・ω・)ノゴー。
指導先生と話して3度目の片手抜が終わったとき。
指導:「キレイじゃん。上手じゃん」
me :「それは浅くてプールの床を足で触っているからなのです」
指導:「ソレって腕は?どうすんの?…へェ~、足は??」
me :「これに関しては両煽り足です」
指導:「ちょっとやってみせてよ…ふーん。足が俺、わかんないなー」
me :「羽交伸はしたことないです?」
指導:「ないない。ソレはどんなの?やってみせてよ…うーん。なるほどねぇ」
指導先生、試みるけど悉く惜しい感じ。
雰囲気が出てるだけにカスってるっていうか…。
それ以前に顔を水に浸けんな、って話ではあるが。
指導:「いやぁ、校長先生がやってるのはよく見るけどねぇ。
日本泳法は奥が深いんですよ。右が下とかいろいろあるしね」
me :「それを仰るってことは、指導先生は差し手が左下なんですね?」
指導:「そう。…??!…なんでわかったの?」
me :「差し手が右下って最初に教わってれば、ソコは気にならないかな?と」
指導:「あ、そっか。でも、それくらい奥が深いんですよ。刀を抜くのがドウとかね?」
me :「奥が深いのは4泳法でしょうww手はこう、第2キックがこう、とか。
考えながら泳がねばならん器用さが私にはないですもん。
そんな面倒するくらいなら数やって身体で覚える派、ですから。私はね?」
指導:「でもソレ、正しいですよ。いっくら考えたって身体はついてこないもん。
身体に覚えこませておけば、何年経っても理屈は忘れても身体は覚えてるから。
ホント、数やって身体で覚えるって大事…ところで、片手なんだっけ?
これって上級先生も出来るの?上級先生には日本泳法、訊かない??」
me :「上級先生が片手抜をやってる場面はみたことないですねぇ。
あの先生も差し手が左下ですね。拷伸をみてもらったことが…あったっけ?」
指導:「ふぅん…いやぁ、でもこれチョッとわかんないなー。じゃ、帰ります」
me :「えッ、教えてくれないの?!」
指導:「うん。また今度ね^^」
体よく振られてしまったけれど、指導先生の抜き手は肘が曲がっていてイマイチ。
やったことないって方に教えてくれって言う方も言う方だけど、
資格審査前は「見るだけなら」って、いろいろ点検してくださったじゃないの。
浮世の風の冷たさをヒシと感じつつも、
O嬢が手旗信号翁から壁ドンされてたのを思い出し、
軽く含み笑いをしてしまった午後の夕暮れww