メンズ利用者が多いと波が高くなり、流されがちになるプール。
特に若めな男性が大広間でウォーキングなんぞをされたときには
片手抜の最中なぞ、すれ違う方向の肘が水面から出なかったりと、ちょっと切ない。
游方真では辛うじて身は保てても、三段伸だと流されていくとか。
昨日とは違う知らんオバハンから声をかけられる。
オバハン:「あなた凄くきれいに進むのねぇ~。スーッて」
ワタクシ :「そんな風に見えますか?」
オバハン:「うんうん。私なんて4泳法も泳がれないからサ。
そういう古式泳法なんて、とっても手が出なくて」
ワタクシ :「4泳法をマスターしないと古式泳法をしてはいけないんですか?」
オバハン:「あたりまえでしょう?!あなただって何年も水泳やってんでしょ?」
ワタクシ :「すみません…近代4泳法も泳げない上に、泳ぐ練習を始めて1年チョッとです」
オバハン:「えッ?!あッ…そう…なの??
でもいいわぁ?それでもキレイに泳げてるんだからねぇ??」
慌ててフォローされたって嬉しくない(´・ω・`)だい。
游方真
二段伸
三段伸
諸手伸
羽交伸
拷伸
片手抜
前鴨
後鴨
扇返し
手搦
足搦
手足搦
筏流し ※ ひとりで…
立游
この並びのヘビーローテーション。
おかずにクロールとバタフライを少し入れる感じで、游んでました( ・ω・)ノ
デザートはスカーリングで足元方向に進んで行くヤツ。
その三段伸の最中に、夜の常連父ちゃんが入水してきたので
伸びながら「こんにちは~」と声をかけたら、チョッとギョッとされた。
父:「ソレ(三段伸)が終わってからでいいっけ、俺のバタ足見てくんねかね」
私:「今日は流されるから、いま見ますよ^^」
夜の常連父ちゃんはワタクシよりも水泳歴は当然長いし、今更バタ足って??
とは言え、断る理由もなければ、実際見させてもらったところ
彼のバタ足はヒザで蹴ってるタイプで、折角のパワーが活かせていない。
ましてや彼はヒザを手術しているので、ヒザを曲げてのキックは負担が多そう。
水泳教室であったり、水泳指導員であったり、上手に泳がれる方は
皆さん異口同音に「キックのときヒザは自然に曲がる分には構わない」と仰る。
しかしワタクシはあえて…
私:「ヒザを曲げないように意識してみませんか?」
父:「ヒザを真っ直ぐにすればいいの?」
私:「ヒザを伸ばして、足を真っ直ぐに。
モデルさんがランウェイを歩くみたいに腰をゆすって歩く感じ??」
父:「こう…ですか?」
男性のキックを真後ろから見たってアブクしか見えない。
それでナワヌケ姿勢になって、夜の常連父ちゃんの斜め後ろから追跡。
彼のヒザが曲がるたびに触って注意を促していくうちに課題はヒザだけじゃないことがワカル。
でー、校長先生が初心者教室で教えてたみたいに
一旦夜の常連父ちゃんからプールに腰掛けてもらい、脱力するようにお願いする。
その力の抜けた足首を掴んで、ジャブジャブジャブジャブ…。
足首を遊ばせる感覚というか、足首を柔らかく使う感覚を身体に覚えてもらう。
そこへ、シンデレラボーイが入水。
シ:「どーやん。なにマッサージして貰ってたんね?」
父:「やー。yutaha初心者教室が至れり尽くせりでさー。いいですてー」
私:「初心者がベテランに失礼こきまくってるだけですよ」
アレコレ試行錯誤をしているうちに、段々よくなってきてたのだけれど、
プールには閉館時間というものがあって、ボチボチ『別れの曲』が鳴り出す頃。
私:「そこに手旗信号翁がいたから、学術的な面でわからないことがあったら
手旗信号翁に遠慮なく訊いてもらうということで、ワタクシは失礼をば…」
父:「次、yutahaさんはイツ来ます?」
私:「平日の夜は第1週は難しくて、来れて金曜の夜。あとは土曜の昼間かしら」
父:「土曜の昼間ね。俺も腹減ったっけ帰るさ。
いっつも観覧席で俺のこと見てるヒトが言うんさ。
○○さん、若い女の子から毎回教わってていいね!って、皆してねぇ…」
私:「それは良かったですね^^
初心者のオバサンじゃない方から教われてるなら充分じゃないですか?」
父:「なにさね。若い女の子ってのはyutahaさんのことらよ」
はぁ(゚Д゚ )?!
若くないし、いつも教えてないし、そもそもいつも来てないし。
でもマ、夜の常連父ちゃんにお逢い出来たのも久しぶりだったので
週末限定でしかプールに行けてない日々だけれど、楽しかったデス( ̄∇ ̄*)ゞ