どういうわけかガラガラなプール。
夕方になると一時的に手旗信号翁と大広間で2人きりになったりも。
そのとき、キセキが起きた。
手旗信号翁がコースの線上を真っ直ぐに。
曲がらずに、さしたるシブキも上げずにクロールで25mを完泳。
私:「翁さん。いまの、随分と滑らかにいらっしゃいましたねー(・◇・) 」
翁:「^^ そーかね。練習の成果だろっかねー♪」
私:「その練習について、また同じことを訊いてもいいです?」
翁:「うん?」
私:「翁さん、サイドキックの練習で肘曲げて腰に手をあてたときに
手首を返してますよね?アレとコレ(両手爪先を脇の下にあててグルグル)は別です?」
翁:「いやぁ。アンタが訊くから俺も本をよく読んでみたら、どっちもアレだわ。
肩の柔軟性のためのレッスンなんだって。俺は身体がカタイからねぇ~」
スッカリそれに感化されて、空いてるのをいいことにワタクシもクロールなんぞをしてみたり。
一切の波がないからスゲー進むし、周囲への配慮が不要な為気持ちよく水を捉えられる。
そこにキックの鬼がやってくる。
鬼:「これからの時期はプールが空くからいいねぇ!」
私:「翁さんがスゴイんですよー。努力し続ける才能を持ってる方って違いますね」
鬼:「翁ってアレかね。手旗信号翁かね。翁がどうしたん??」
私:「真っ直ぐ25m泳いだんですよ!」
鬼:「いまコッチ来てるねっかて。なぁに、スグに曲がるてー…ホラww」
Σ(゚д゚lll)ガーン
さっきは真っ直ぐ25m泳いだ方が、あと10m弱ってトコで曲がりだす。
感動を返せ!と言いたいくらいだが、ワタクシが勝手に感動しただけなのであった。
手旗信号翁よ、スマヌm(_ _"m)ペコリ
入水したばかりのときはダウンちゃんやS嬢、K嬢がいたから少し話したけれど、
あとは黙々とオノレの世界というか、ホカにスルこともない為、
游方真→二段伸→三段伸→諸手伸→羽交伸→拷伸→羽交伸(游方真)→片手抜の
ダメヘビーローテーションの折々にクロールを入れて游ぶこと3時間。
環境が整ってれば整ってたで、各種游方の最中って基本的にボーッとしてるんだな、と
オノレのアホさ加減に気づくというか、岸までの景色を何の思考もなく見てるだけというか。
こんなにボケッとしててヒトとしていいのだろうか( ・ω・;)と
若干焦りつつも、無心になれる時間を愛していたのでありますのよ。