板キックをやってると、隣のコースを仰向けバタ足をする別名:キックの鬼。
コースロープを越えても尚、彼の放つ力任せの仰向けバタ足は水面に影響。
「××さん(キックの鬼)、もーちょっと静かに蹴ってよー!」
キックの鬼、片手挙手で応答するも、ワタクシの大声が少し向こうにいた
常連父ちゃん、常連お母さん、そして校長先生にまで聞こえてたらしく爆笑される。
幸か不幸か、それが挨拶みたいになってしまった。。
今日はバイトに行ってきてからの入水だったので、いつもより2時間くらい遅い。
立泳ぎの儀に入り始めた校長先生に昨日の御礼を申し述べると、
「倍返しにしたかったのに、半返しになっちゃったww」って。畏れ多い。
サテ、そんな校長先生がスグに帰るわけでもなく、草をして泳いでこられる。
me :「昨日も先生、ソレをコースでやってらしゃいましたよね」
先生:「そうだったかねぇ?草。(クール)ダウンにやってみたんだ」
me :「ソレ見て昨日、婦人に横泳ぎなのかどーなのかって。
説明するのが面倒だったし、またソレをヤリタイと言い出したら…」
先生:「 (=ΦwΦ=) 昭和天皇の御庭番がサ、雑草を取りましたって言ったんだって。
そしたら昭和天皇が『雑草という草はありません、みんな名前があります』ってさ」
me :「^^ 横の角度から草と行を見たことがないので、多分草かな?って。
(草の)腕は、どんななんですか?」
先生:「草の腕は、こう…足は煽りきらなくてもいいっていうか。波を立てない」
草と言うだけあって、ソーッと進む。
真似しながらついていってみて、そのまま校長先生の前を通過するもダメ出しなし。
先生:「行ってのが…コレすっと鼻に水が入るんだよなぁ」
なるほど。
顔は斜めだけど目が正面で草に比べると荒い感じがする。
草よりは進むけどもね。
先生:「目線が違う。前に津山のナントカ(忘れた)先生が来たとき、居たろ?」
me :「?? 存じ上げませんが??」
先生:「その頃まだ泳法やってねかったか。最初に渡したデーブイデー、あっろ?」
me :「ケータイに動画を落として、チョイチョイ見てます♪」
先生:「おゥ♪アレにさー、全部基本が出てるっけね!
真・草・行の基本と二段伸、三段伸、諸手伸、拷伸、羽交伸の
五箇条伸が出来れば有段者試験、受けられっし」
me :「DVDと言えば、以前いただいた泳法研究会のヤツで大洲の諸手抜に
度胆を抜かれましたね。スーッと進んだかと思うとビャッと飛び出てきて」
先生:「うん。ナントカとかナントカとか(忘れた)色々あるけどね!」
me :「大洲と、適当ですが村上水軍と関係があったりするんですか?」
先生:「あるだろうねぇ!津山はサー、朝鮮出兵に備えての武術だけど
村上水軍や他の水軍、海賊の影響もあったろうねえ!
いまじゃカタチだけ面白がってやってるけど、当時は生死の問題だった訳だ!」
え…そこまで想いを馳せちゃうモンなの??
それにしても校長先生、さっきキックの鬼にしてた背泳ぎの話より語るなぁ( ▽ )o〇O
先生:「五箇条伸の他に両煽り足で脇に腕を払って進めば片手抜。
若くないと脚力の関係で出来ないんだけど、諸手抜とかあるしね!」
片手抜で進む校長先生の後を草モドキでくっついていくワタクシ。
そして20m辺りで、校長先生の両腕がいきなり諸手抜のソレに。
me :「(諸手抜を)やるのかと思いきや」
先生:「(水深が)浅いから出来ねてww じゃ、帰ります」
me :「はーい、ありがとうございました!また明日~♪」
先生:「ほーい、また明日~♪」
明日は日本泳法教室の日か。
今週は長く感じられたな( ▽ )o〇O