「あなたの横泳ぎを見ていたら、死んだ父を思い出しました」
と言いながら急接近してくるレディーあり。
そのまま懐かれてしまい、帰りたいけど帰れない状況というのが出来てしまう。
「父の話なんて誰にもしたことがないのに、なんで初めて会ったあなたにするのかしら」
なーんて言われても、ワタクシがお尋ねしてるわけでも、誘導してるわけでもなく、
彼女が自主的に「亡くなった父がね?」つって話しかけてくるダケ。
初めて会う方の実家家族の話を延々と聴く、という場面はそうあることではないので
別段興味は沸かないけれど、この方が本当に言いたいことは何なんだろう?と
彼女の気持ちの中の実際の言葉として出てこないナニカを探そうとする自分がゐる。
カウンセリングじゃないのにねww
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校長先生が立泳ぎをしている後ろをクロールで通過しスタート地点へ。
4泳法のマダム達が一同拍手(*゜▽゜ノノ゛☆パチパチでお出迎えしてくださる。
「劇的に上手になったよね!」
「一気にグン!と上手になったよね!」
「身体がよく伸びるようになってるじゃん」
「ゆったりらっくり泳いでるように見えるよー。すごいねー」
ナンダドーシタ、皆さん一体…?!と思いつつも、定番の
「(校長先生を指して)先生の教え方が上手だからですよ(^^ゞ 」と言い逃れる。
「いやァ、そんなんじゃないわよ。コッソリ練習してんでしょ!」
「若いから身体が柔らかいんだね、スグに教わったことを吸収するのよ」
そういわれても「先生の教え方が上手だからですよ」とニゲル。
そのとき、その遣り取りを脇で眺めていた4泳法の教室の先生と目が合う。
その水泳の先生、地蔵のような表情でコチラを見ておりました。。
4泳法の先生を否定しているのではなく、その先生から習ってないだけ。
プロ(?)の目から見ればマダマダなのは百も承知。
ワタクシは校長先生から教わっているので、校長先生を評価したダケ。
実際、クロールが昨日よりラクで、掻き数も減った。
ただ若干まだ誰かに接触しそうになると身体の軸がブレる、というのが難点。
とりあえず25mでゼーハー、というのは突然のようになくなる。
競泳用の横泳ぎも、掻き数が20→16に。
見てた方によると足もちゃんと煽れてたようなので、あとは慣れのモンダイか?
自分ではそんなに進んでる気がしないのだけれど(伸びて浮いてるわけじゃないから)
「よーく伸びてるし、余裕がありそうにスムーズに進んでるよー?」とのこと。
ところが、游方真=横泳ぎという認識をホームプールの方々が持っておられるのだけれど
競泳用の横泳ぎを見る機会がそうないようでって、尤も校長先生がやらなきゃ見ないだろうけど。
「その泳ぎって、片側クロールの横泳ぎなの?」って聞かれたり。
その後、ゆるゆると羽交伸で泳いだり、好き勝手遊びつつ練習してると
常連父ちゃんが「オメ、相当練習してっろー?」と突然言い出す。
毎日のように顔を合わせてる方から、そういう台詞が出てくるとは思わなんだ。
近代4泳法が泳げる方々みたいに、游方の品揃えが豊富ではないから、
乏しい材料を繰り返し使いまわしてるダケなのだと正直に申し述べるのだけれど、
身体も水によく浮くようになっているとか、なんだか急激に色々オホメいただけるようになり、
ウッカリ「政府の陰謀か?!」と思ってしまいがちになるけれど、
冷静になってみれば、政治に関与するのは選挙のときくらいなのであった。
明日は校長先生、教室プールで指導の日だから逢わないだろうけれど
お帰りの際に「じゃーねー」と声をかけて貰えた。
それを見てなかったマダムが「先生、お帰りになったわよ?」と言うので
「さっき“じゃーねー”って言われました」と答えると
「えー?!あんな大きい先生から、そんな口のきき方をされるの?!」と驚かれるので
「ナニが大きい先生なんですか?背丈??」と訊くと
「そんなの私の口からは言えないわよ///」と。。
背丈は大きいとは言わないから、ウツワが大きい??
だとしても照れられるようなものでもあるまい、と不思議に思った午後の夕暮れ。