「前に教えたでしょッ、なんでやってないのッッ?!」


以前、流行のクロールじゃないから泳ぎ方を変えるべしと指導してきたマダムが言う。


me :「えとあの、校長先生からみてもらって、こんな感じに至ってます」
彼女:「正式なのを、こないだ教えたの!それも出来ないのに大口叩くんじゃないわよ」


マダム監督の下、追い立てられるようにガショガショ泳がざるを得ない状況。
常連父ちゃんがトイレに行ってるスキに、なんてこったい!


わーん(ノTдT)ノセンセー、助けてよう…と思うも、
先週の水曜はいらっしゃらなくて、夜に詩吟のレッスンだったってmailが来たっけ。
てことは、今日はいらっしゃらないのかァー(´・ω・`)しょぼぼん。


トイレから戻った常連父ちゃんが助け舟を出してくれるまで、辛かった数分デス。


父:「そーせば、昨日は校長先生ファミリー、勢揃いだったんな?」
私:「お父さん、お母さん、ネーサン、姫、先生…ニーサンはファミリーに入ります?」
父:「アレは違うな」
私:「でも、先生から教わってますよ?時々」
父:「じゃあ、有料だなー。オメはファミリーだろー?」
私:「へッ?!…ファミリーに入れるほどの泳力は持ち合わせてないですよ?」
父:「あの先生がタダでアレだけ教えるってことはファミリーなんだて!」
私:「そいや、先生ってば詩吟を始められたそうですから、今度吟じて貰いますか?」
父:「やめれやw詩吟なんて興味ねーて。それよか美空ひばりの“柔”聴いた方がいいな。
   てか、なにね?先生、詩吟始めたんか?」
私:「だそーです」
父:「それオメぇ、年寄りの冷や水ってもんだて」
私:「腹式呼吸で健康に!って感じですかね??」
父:「いや。ただの暇つぶしだろー?」


えっらい言われようだなーって思ってたらspeak of devilとはよく言ったもの。
校長先生、ご登場あそばす…つーか、いつもより遅い時間だが詩吟に間に合うのか?!


一方で、カッパ組組長が大勢のいるところで自分トコの構成員(ニーサン)に
大声で「その腕はなってねえ!、水を送りきってコウ!だめだ、やり直しッ!!」


水も濁って視界の悪い中、ニーサンの泳ぎを逐一check。
「そうじゃねーて、こーだって言ってんだろがッ」
「わかってねーな、ダメだてそれじゃ。もっとコンジョー入れろや!」
「何回言ったらわかるんだー?!バカなんねんかー?オメぇ」
「こっち来いや、特訓だッ!」


ヒトの居るところで注意するならモット言葉を選んで欲しいし、
その場にいる人間も、なんだか一緒に怒られているような後ろ暗い気持ちに(・ω・`)


そんなとき、校長先生が隣のコースへいらっしゃる。


me :「センセー、いらっしゃるのが遅すぎましたヨ。
    今日は、あそこまでではないけど正式な泳ぎ方をしろって言われました」
先生:「(⌒▽⌒)アハハ! 正式なのって、どんげな泳ぎなん?」
me :「先日お話しました、身体を回転させない、流行りだとかゆーヤツです」
先生:「それで、その泳ぎ方で25mの腕の数は何回だった?」
me :「トテモそんなヨユーないですよ!見張られてますもん」
先生:「(⌒▽⌒)アハハ! 正式な泳ぎなんてないからサ。
    自分がゆっくり、のんびり楽しく泳げるのが一番大事


正式な泳ぎがないという割りに、日本泳法に関しては手厳しくないか??
というギモンは置いておくとして(多分アレはそれなりに完成されているのであろう)
2時間20分、少し休んだとは言え、流石にオツカレになってきましたワタクシ。


25mを接触した場合、左右合計15かき。
25mを接触しなくて、周囲も穏やかなとき、左右合計13かき。
25mを接触まで至らないまでも、視界にキケン状況が入ったとき、左右合計14かき。


何度となく泳いでみた平均が、こんな感じ( ・ω・)


ワタクシがクロールっぽい泳ぎをし出すと、泳ぎきるまで見ている校長先生
そんなことが何度も続くけれど、ぶっ続けでクロールモドキをしてるわけでもなし。


基本的にρ(・・。) この繰り返し。


① バタ足×25m
② サイドキック右が下ver.×25m
③ サイドキック左が下ver.×25m

④ クロールモドキ×25m       ←ココを特にこの頃見られている
⑤ ビート板縦煽り足×25m
⑥ ビート板面かぶりバタ足×25m

⑦ 真×25m              
←ココもジッと見られている
⑧ 草×25m              ←ココはチラ見されている


こんなんを何十回とやってる中での話( ・ω・)ノです。


校長先生と隣り合わせになったときにご挨拶。


me :「それじゃ、お先に失礼しますm(_ _"m)ペコリ
先生:「
Σ(゚Д゚;エッ! あ、はい。おやすみなさい。。」


ワタクシがゲートを出る頃、プールには既に校長先生の姿はなく。
ボッチにさせて悪かったかなーって、チョッと思った。