知らなかったけれど、どうやらプールにハバツがあるらしい。
カッパ組:泳ぎを追求する集団。体育会系。
見込みのありそうな若いオナゴ様を見つけては
「頑張ってるな!どれ、俺がみてやる!」と親切の押し売りをする
一応日本泳法の有資格者らしいけれど、彼の泳ぎは全体的にザンネン。
クロールの蹴りも片足だけ膝を曲げるので水が撥ねて結構メイワク。
そのオノコが率いている、スピードと気合を大切にする人々の集まり。
理論派 :主に4泳法のマダム達。
お互いの泳ぎを点検し合いながら素敵動作に理屈を肉付けしていく集団。
校長先生ファミリー:これらとは別格、とのこと。
基本的に校長先生の持論は
「水とケンカしない」「水と仲良く」「ゆっくりゆるゆる楽しく」「力まない」といった
ヒモノなワタクシが吸い寄せられるフレーズを多用されるのですが、
別格となるとファミリーに入れては貰えんか…orzという危惧がある。
そんな話を聞きながら、連日寝不足。
本日に至っては、ちと持病の調子も芳しくないことから身体の伸びもイマイチ。
不調だなーって思いながら、なぁんも考えずにクロールモドキをする。
どうして“モドキ”というかと申しますと、クロールをしている意識がないからww
ボケッとしたまま25m先に到着したとき、校長先生が寄ってくる。
先生:「yutahaさん。クロールのリカバリーのときさー…」
me :「???…あの…リカバリーって、なんです??」
先生:「うん?…あ、水をかいた後の話ね。水を後ろに送ったあとで、前に戻すでしょ?」
me :「(○'ω'○)ん?…はい」
先生:「そのときサ、水を送る仕事を終えたら肩を回して肘を上げて手を入れる。
水をかくときに、太ももを親指で擦るようにするでしょ?
太ももを擦ったら、そのまま脇の下まで擦るように肘を上げて手を入れる。
そう。そういう感じ。そうしないと腕の力が余ったまま前に行って疲れるからサ」
へーッ(・◇・)そーいの。
教えて貰うがままに、肩を回して肘高く…とやってみると、
水をかく回数は小刻みになるようだけれど、確かに息切れがしない。
その様子を見て常連父ちゃんが呟く。
「最近、先生、教えるようになったな…」
一昨日クロールが上手になりたいと校長先生に教えて貰っていたオナゴ様。
彼女はカッパ組に入ったそうで、手塩に掛けて育てたムスメが攫われる気持ちって
あーゆーのを指すのだとしたら、目の前で…( ´Д`) せつね。
そんなハバツ制度(?)があるなんて知らなかった4月中旬か。
先生と父ちゃんとワタクシの3人で話してたことがあったっけ( ▽ )o〇O
私:「昨日、お父さんが帰ったあと、あのお嬢さんがカッパ組長に見初められて。
お!頑張ってんな!一所懸命らねっか。俺が見てやるっけ、コッチ来いって。
気の毒に大広間でバタ足の叱咤激励されつつ、教わってあげてたんですよ」
父:「オメー、互助の精神がねんか?明日は我が身だねっか」
私:「やー、私なんざ目もくれないでしょうよ。
最初凄い褒めてるから、そのまま伸ばすのかと思いきや!」
先:「あの人は最初に褒めて気持ちよくさせてから自分のペースに持ってくんだww」
私:「親切の押し売りにもホドがありますよー」
父:「アレなんて、見込みのありそうな若い女が来ると片っ端から、あんげだっけな」
私:「じゃあ、あたしは若くないから大丈夫だ^^」
父:「何言ってんだ?!伯爵夫人(64歳)ですら声かけられて迷惑がってんぞ?」
そんなことがあった中で、校長先生からクロールの腕の講義を受けるわけですが
ナニヤラ頭上にチラチラ動くものがあるので、目をやると、
校長先生の動きを2階のプールを見下ろせる場所から
カッパ組長が真似をして一緒にいた男性にナニカを説明している様子。
me :「上の人々は先生の真似をしてるんですか?同じことをしてますよね?」
先生:「カッパ組長さん」
吐いて捨てるように、カッパ組長の名前だけ告げて水中深く煽っていかれた校長先生。。
時々話をしているみたいだけど、基本ウマが合わないのかもね、彼ら。
校長先生には申し訳ないけど、筋がよくないせいか、カッパ組長から声をかけられないワタクシ。
目も合わせないようにしてるのと、カッパ組長がプールに入水するとき、
最近大抵校長先生にベッタリなワタクシだったりもするので、接点が無いともいう。
校長先生、何気に保護者になってくださってます。
ありがたや(-∧-)合掌