安静態勢に入ると、動悸が激しくて眠れない日々が続く中、
騒いでいれば動悸はしないので、プールへ( ・ω・)ノGO!
あ。基本的に寝不足なので、乗り物に乗っているときに
ケータイをいじってると酔うんだけどサ、主にバス乗車時に( ̄∇ ̄*)ゞ
話は戻りまして、プールに行きましたらばガラ空きなのは有難いのですが、
所謂“知人”がウォーキングのマダム1名と校長先生の2名のみ、という寂しさ。
校長先生は本日、長距離泳ぐ方がmainに使うコースで楽しんでおられる。
それを遠目で眺めながら、ワタクシはワタクシで大広間で自主トレ。
そして、校長先生が水から上がる際にチャンス到来!
ビート板ちゃぷちゃぷから帰還したワタクシに校長先生が声をかけてくださる。
校長:「じゃ、お先ぃ~♪」
me :「お疲れさまでしたー…あ!センセー、古式泳法って難しいですか?」
校長先生、白内障チックな目でジッとワタクシを見つめ(めっちゃ近ぇ…)、
校長:「難しいかどうかってのは、その人次第だからなー」
me :「あぁ…仰るとおりですね。ご尤もです」
校長:「日本泳法ってのはサ、バタフライ、平泳ぎ、クロール、背泳ぎの4泳法と違って
12種類の…ホントはもっとあるんだけど、泳ぎがあって、
流派によっても泳ぎの中身が違うんよ」
me :「えとあの、じゃあ、釣りバカ日誌で「のし」がドウコウ言ってましたが…」
校長:「のし、はニンベンに申す、と書いて伸(のし)とも言う。
これもナントカ(忘れた)流とナントカ流で、違ってさ…どれ、やってみせようか。
アンタちょっとプールから上がって、見てて。代表的な“のし”をしてみるから」
校長先生、折角上がったのにプールに再度イン♪
校長先生の泳いでいる様子を上から眺めていると、「のし」が使うハバは
クロール<のし<平泳ぎ、な感じ。
上から見てると自転車を漕いでいるような足の動きに見える。
そして、釣りバカ日誌でハマちゃん、スーさんがやってたみたいな手の動きはしていない。
me :「足は自転車を漕いでいるような感じなんですか?」
校長:「チョッと違うな。左足は平泳ぎというか、煽り足。右足はクロールの足!」
me :「んんん??」
校長:「で、甲冑をつけたときの泳ぎ方の代表なのが、コレを縦の動きに変えて…」
ちょっ…コレ、めっちゃカッケー!!
me :「それ、すっごいカッコイイです!覚えたいです。今度教えて貰ってもいいですか?」
足が、こうで、こう(プールに入って自分なりにやってみる)??」
校長:「いやいや、先ずは両手を壁につけて、右耳を水に浸けて両足を真っ直ぐ伸ばす。
それを10秒キープする…はい、やってみた?」
ぬ?!右耳を水に浸けるのは問題ないけれど、なんだか下半身が流されてく感じ。
校長:「ハハハ!…腕に力が入りすぎてるんだよ。それじゃダメだ」
me :「なんかコツっぽいのは無いんですか(力んでるので声が必死)?」
校長:「背筋と腹筋を使うくらいかな」
背筋と腹筋か…、意識してみると、下半身も流れないし腕に力を入れなくても良さげ。
校長:「お。10秒以上出来たな。じゃあ次。その足を曲げて、伸ばす。曲げて、伸ばす」
校長先生がワタクシのあんよを掴んで、動かしてくださる。
校長:「で、その次に左足は煽り足、右足がクロールの足…そうそう。
左足は足裏で水を蹴って、右足は足の甲で水を蹴る。
あれ、チョッと違うな。あ、そうそう。その動きを布団の上でも練習してサ。
頭を右下にして枕の上に乗せて、足はその動きで。ね。」
me :「え…フトンの上、デスカ。。(時間的にちょっと厳しい)
チョッとココで自分なりに練習してみるので、また教えて貰ってもいいですか?」
校長:「うん。アンタから声かけてくれれば、いつでも見るよ。
大体さ、400年以上歴史のある日本泳法からしてみれば、
アンタがいま練習してるクロールなんて最近過ぎるんだよ」
今度こそ、校長先生、水からお上がりになる。
校長:「じゃ、お先!」
me :「お疲れのところ、長々と有難うございました!お疲れさまでした!!」
その後25mクロールで泳いでは、壁際で横姿勢10秒キープの練習を試みる。
それこそ上から見てもらわないと、真っ直ぐかどうかは分からないのだけれど。
校長先生は毎週日曜、某プールで日本泳法を教えておられる。
なので、これこそ本来ならば有料指導なんだけれども、言ってみるモンです( ・ω・)ノ
挨拶だけでは一向に縮まらない2人の距離も、こうして弟子入りすることで
上手くいけば縮まる可能性もなくはないという…恋愛と似て非なるコレ。
今日は2,3ヶ月ぶりくらいにワタクシのことを“サカナちゃん”と呼ぶ
釣り好きな父ちゃんともお会いでき、「鯵釣りシーズンに入りましたね」
なんつって、担任の趣味の受け売りをそのまま採用したくらいにして。
釣り父ちゃん、「身体がかたくなってて、釣りどころじゃねーて」と苦笑されてました。