まだ来月以降も不定期で行くことにはなってるけれども

一応、有料老人でのボランティア活動を今日で終える。


サテ、今日も今日とてご年配の方々に囲まれて過ごしたのですが

その中で「いつもココで引っかかる」という問題に今日も引っかかってしまった。


それは“妄想にどこまで付き合うか”ということ。


一緒に話してた元・教師の方が、時々右の脇腹を押さえるように「イタタタ…」と

険しい顔をして訴えるのですが、少しすると何事もなかったかのように会話を再開。


いままでその方と話してて、そういう痛みを訴えるようなことはなかったので

流石に気になって職員さんに言ってみたんですよ 。


そしたら風呂場に呼び出されて

「あのヒトは妄想が酷くて、トイレも2人がかりで介助すんの。

 それで少し痛い思いをしたんだか知らないけど、職員に対する嫌がらせみたいなものだから

 真面目に相手にしないで、テキトーに流しておいて。でも心配してくれたんだね」と。


妄想があるのは居ないのに「生徒達がソコに居るでしょう?」と言ったりするので知ってたけれど

排泄介助の不快さを根に持って…なんてことまでは知らなかったサ。


でもでもサー。

例え「妄想」だとしても、元・教師にとって妄想とは言え生徒が見えるように

痛みも実際に感じてるんだろうと思うと、「気のせい。気のせい」とも言えず。


なので、妄想に少し付き合ってみる。

ちなみに会話の間には結構時間が空いておりますが、そこは割愛して会話のみのトコだけw


教師:「イタタタ…><」

me :「どんな痛みですか?鈍い痛みですか?チクチクする痛みですか?」

教師:「アッ…イッタ~」

me :「どうすると痛むんですか?」

教師:「なんか、姿勢を正そうとすると痛むね」

me :「…医者行きます?」

教師:「そこまでしいなくてもいいな」

me :「どのヘンが痛みます?右の脇腹?肋骨?」

教師:「どうかな?(尿)パットが痛いのかな?」

me :「ハテ??そんなトコまでパットは行かないのでは?」

教師:「ヘンだねー」

me :「いつ頃から痛みますか?」

教師:「2、3日前からかな?」


なァんて、適当な問診をしておきながら

ヘルパーステーション前に要・見守りの人々が集結してきてたので

「みんなアッチに居るみたいなんで、一緒にいきません?」とコレマタ適当に誘導して

なんだかいっぱい歌を唄ってたら元・教師ってばスッカリ腹痛を忘れたご様子。


妄想って、その方には現実だから否定は出来ないし

かと言って、その世界に同調し過ぎるとかえって不穏な状態を招くことにもなりかねないので

ここのところが難しいのよ(*´・ω・)(・ω・`*)ネーって。


いつも、どこまで妄想に付き合うかで頭を抱えるのでございますのヨ(´・ω・`)