メモ帳に書いた内容を活字にしてみるだけなので、ドーゾお構いなく^^
動機がなくて犯罪につながる行動
(例:ヒトに火を点けたらどうなるのかなー?という好奇心を実行)
’90年代後半より、アスペルガーが注目を浴びる。
全国的に児童発達障がいをmainとしている精神科医が少ない。
新患外来受診者のうち、発達障がいのヒトが多く、それがワカル前に
不安やうつといった発達障がいの二次障がいを訴える方が多い。
発達とは…受精から死に至るまでのヒトの心身及びその社会的諸関係の量的及び質的変化・変容。
● 成長:構造が強くなる 背が伸びるなど
● 成熟:機能的な成熟 感情や意思のcontrol
● 学習
医学に於ける発達とは。機能的な成熟のこと。
物的な成熟である「成長」と対比。
身長や体重が大きくなることは成長。
言葉や運動を覚えることは発達。
2歳児はMONSTERと呼ばれる時期…自律性が芽生えるとみる。ダメな子と扱わない。
分離不安で例えば、お母さんと離れるのが不安なのは正常で
離れた時にパニックになってしまうと障がいとなる。
自尊心が芽生えた頃に叱られたりすると自尊心の低い子に育ちADHDに…。
ココロは適切な刺激がないと発達しない。
○ 臨界期:発達期に過剰に産生されたニューロンのうち、入力の少ない回路が脱落し、多い回路が強化さる。
(例:生後数ヶ月、視覚的情報を遮断すると盲になる)
○ 敏感期:外部からの刺激に対して、よりビンカンに発達する時期がある。
(例:第2外国語の獲得)
この臨界期と敏感期に大別される。
LD=個別的な対応を要とする子を広く指す場合もある。
不登校や選択性緘黙症(せんたくせいかんもくしょう)→ADHD、自閉症、アスペルガーなど
虐待を受けたヒトのその後。
ADHD、精神遅滞、自閉症になりやすいようだが原因は不明。
生育環境要因のみに起因する障がいを除き、発達障害者支援法が施行さる。H17年。
広汎性発達障がい(PDD)の歴史
冷蔵庫マザー(自閉症は環境因であると説いていた頃)…抱っこすればヨイ。
親の育て方が良くないからと言われていた。
ラターが音声などをどう認知するか研究…言語認知障害説。
脳の器質的な発達障がいといい始める。
発達障がい自体ヨクワカラナイ医師が多い。我が県はマシな方。
レット障がい:X染色体上のMECP2に問題が生じておこる。女児のみ。
医師や教師、福祉職などの専門職にアスペルガーのヒトが多い。
一次障がい…中核症状と周辺症状 ←認知症みたい^^
二次障がい
中核症状
① ノンバーバルコミュニケーションの障がい
② コミュニケーションの障がい
③ こだわり
この3つが揃えば自閉症。
②がなく、認知発達のおくれがなければアスペルガー。
診察ではアスペルガーを見逃している場合が多い(本人からのエピ不足だったりする)。
明らかな症状がない場合、自閉症とアスペルガーの線引きはしないほうが良い。
周辺症状
感覚過敏:音であったりニオイであったり。
学校のトイレのニオイが嫌で黙って帰宅するなど。羞明も。
先の見通しが立たないとメチャンコ不安:キチンとし過ぎている。
不器用:ボタンかけや紐を結ぶのが苦手。悪筆。
かんしゃく:わがままと思われやすい。
記憶の遅延再生、タイムスリップ現象:(前者)1回見たら覚えてしまう。過記憶。頭の中が騒々しい。
(後者)突然殴る←去年殴られたことについてのオカエシ
ADHD症状
ファンタジーへの没頭:楽しい世界にイッちゃう。お絵かきしたり。
有名人では…
ニュートン(アスペ):薬草集め。時計の分解・修理を好む。農作業を嫌う為、家の手伝いはしない。
背が低く内向的、からかいの的。
ダヴィンチ(アスペ):鏡文字(鏡の関係が理解できない)
ダーウィン(アスペ):博物学的なことが大好き。昆虫や石集めなど。
アインシュタイン(アスペ):5歳くらいまで話をしない。
父からの方位磁石プレゼントがキッカケとなる。
ビルゲイツ(アスペ):不登校。吝嗇家。パソコンヲタで飛行機ではエコノミークラス席を利用。
「ファーストクラスでもエコノミークラスでも到着時間は一緒」という
いかにもスペルガーな発言は有名…らしい。
水木しげる(アスペ):5歳の頃に死に興味を持ち、3歳の弟を海へ突き落とす。超マイペース生活。
新聞の題字を集める。オナラの調節が出来る。
芸人さんなども、普段話さず舞台で笑わせるヒトはアスペルガーの方も多いのでは…?!
中核症状への対応
ABA:好ましい行動を褒める
TEACCH:視覚的に構造化。リストを作るなど。
感覚過敏にはエビリファイやSSRIなど向精神薬が有効な場合もある。
広汎性発達障がいの二次障がいとして
○ 適応障がい
○ 気分障がい、不安障がい(強迫性障がい)、精神病障がい
○ 身体表現性障がい
○ 不登校などの学校不適応、ひきこもり
○ 反応性愛着障がい
○ 反抗挑戦障がい、素行障がいなどの反社会的行動
○ パーソナリティ障がい
年齢を重ねるごとに重症度や症状種類は増加して行く危険性がある。
トラウマからの保護。いかにトラウマを少なくするか。
子どもを治すのに適切な対応を。
二次障がいが出現しやすい時期
○ 身体的な変化
○ 異性・性への興味
○ アイデンティティーの確立
○ 社会的役割やルールの変化(増加)
○ 中学・高校・大学・専門学校入学(移行期) ←ココは特に適応障がいを起こしやすい
○ 就労の問題
何故この子は、こういうことをするのか→人間理解
医的に認知行動療法は有効。
例:摂食障がい
体重をキチッと計ると、ごほうびを…。
箱庭療法は時間がかかる。それよりは家族から離す方が良い。
出来るところを伸ばす ← 理念でああって現場はそうではない。
日本の教育では天才化は難しい。
対人の仕事は適応障がいを起こしやすい。
☆ 認知行動療法+薬物療法
(↑ 枠組みをキチッと決めてステップアップしていく
遺伝的素因で発達障がいになることも多く、その場合は親子で並行して治療。
どういう発達の凸凹があるか理解する。
脳のどの部位に活性異常があるのか。
統合失調症やうつ病等の前に、アスペや発達障がいのある可能性が高い(前述)。
自閉症に関する遺伝子はかなり報告されている。
統合失調症の遺伝子、うつ病の遺伝子等が重なり合う。
その重なり合いが、どの組み合わせになるかで決まる。
あまねくヒトがどの遺伝子も持っており、それがどの程度オモテに出るかで違う。
誰もがなる可能性もあるし、ならない可能性もある。