ヒルメシの準備をしようと冷蔵庫をガサモサしてたとき、玄関チャイムが鳴る。

めんどっち~な、と思いつつも在宅の雰囲気はバレてるようなので

しらばっくれる訳にも行かず、渋々玄関を開けますと、そこに居たのはセレモニーのセールスマン。


セールス:「こんにちは!○○セレモニーの某ですけれど、コチラさんはドコカの会員になってらっしゃいますか?」

ワタクシ :「えーと…会員になってなかったので主人の葬儀の時はちょっとお高くついた苦い思い出が…」

セールス:「えっ?!御主人はお亡くなりに?ちなみにドチラのセレモニーで?」

ワタクシ :「××(あっちの実家近辺で営業展開してるセレモニー)です。」

セールス:「あぁ、そーですか。でもウチは七五三や入学式などもやってるんでお子さんにどうですか?」

ワタクシ :「ありがとうございます!でもウチには子どもがおりませんので折角ですが…」

セールス:「でも奥さんもマダお若いですから、ウチは結婚式もやってますんで。ね!」

ワタクシ :「若く見えるかもしれませんが、結構いいトシなんですよ(=ΦwΦ=)」

セールス:「いやいやーッ、じゃあ結婚式で是非ウチを!」

ワタクシ :「えとあの…ヒトリじゃ結婚出来ないんで」

セールス:「いまって奥さん仕事されてます?」

ワタクシ :「求職中ですけど?」

セールス:「じゃあ私のような仕事をするのはどうですか?

     チラシを置いてくるだけのカンタンな仕事ですよ。こうやって出会いもありますし」

ワタクシ :「色々お心遣い有難うございます。ですが応募書類を出しているところが既に何件かあるので…」

セールス:「あーそーですか。。。ところで御主人はイツお亡くなりに?」

ワタクシ :「去年の11月下旬なんで、3ヵ月半くらい経ちましたかね…。

     すみませんね、主人の地元がコッチじゃないんで、ここらで葬儀を執り行うわけにもいかなくて」

セールス:「じゃあ最近じゃないですか!えー?!奥さんお若いのに。なんで?!」

ワタクシ :「なんで?と言われましても死んでしまったのは事実ですのでね…。

    どうしてもセレモニーに加入しなきゃならんと仰るなら、私が死なないとイカンのですが

    そうすると積立金も払えなくなりますしねぇ…申し訳ないですねぇ。

    寒い中お疲れさまですね、気をつけて帰ってくださいね…」


てな具合に、段々この会話のループを繰り返すセールス親父の相手をするのが面倒になってきたので

一方的に追い返してしまったのでありますのよ。


だって一人暮らしの身で葬儀の心配を、と言われれば自分が死ぬしかないし

結婚の心配を、と言われれば自分と結婚するわけにもイカンし

子どもも独りでは産む前の段取りも出来ず、よって七五三の心配も出来ず…。

チラシ配って歩く生活だって、現時点で自分の目指す生き方じゃないものなぁ( ▽ )o〇O


なんだかワカラン勧誘に往生しましたって話でした( ・ω・)ノ☆