起床してから数時間。
まだ鮮明に記憶に残る、スゴク映像が綺麗な不思議な夢。
こーゆーときに「夢録画装置」というものが発明されないだろうか、と切に思う。
割と近くで教会の鐘の音がリンゴンと鳴ってゐる。
が、そこは典型的な日本庭園というか、この辺でいうと“豪農の館”といった感じの場所。
季節はどうやら春のようで、花吹雪が舞っている中、大勢のヒトが
なんだかワカランけどパチパチとコチラ側に向って拍手をしている。
ワタクシは詳しい事情を知るべく、視線を上げようとするものの
何か重たいものを被ってるらしく、アタマが上がらない。
ヒトビトの叩く手より下しか見えないけれど、どうやら豪華な着物を着ていて
チト足袋なんて久しぶりに履いたけれども、やっぱし爪先がキツイな、なんて思っている。
と、そこへ黒っぽい袖のハカマを着た優男風(顔は見えないので)に左手を持ち上げられ
そのままゆっくりと、石畳の上を桜の花びら踏みしめ歩く。
少し石階段を上がったところで、引率の優男風が言う。
「それじゃココで今までお世話になった方々へお礼を言って」
ワタクシ、ふかぶか御辞儀をし、「いままでの人生、大変どうもお世話になりました」とココロの中で言う。
スルト拍手をしていた皆さんとの間に実は木製の黒い門があり
静かにそれが閉まるのですが、その向こうは物凄い花吹雪で皆さんの姿が見えないくらい。
門がオゴソカに、そして完全に閉まり、ワタクシも引率の優男風に手を引かれるまま
階段を上がった床が板べりの屋内へと入ってゆく。
と…ここで目が覚めるのですが、話の内容は兎も角、すんごい綺麗な映像だったんですよ。
アレをrealで見たら、さぞカンドーもんだろうなぁ( ▽ )o〇Oと思いながら
まぁ、所詮夢だし。「ヒトが夢を見ると書いて“儚い”と読む」とヒタスラ己を納得させてるのでありますのよ。