新緑の季節
GWの真ん中のこの日は
いつも君を思い出す
初めて会ったのは中学生の時
隣の隣のクラス
あんまり親しく
喋った事はなかったなぁ
高校で2年の時に一緒になり
映画を一本撮る間に
クラスやらクラブやらで
いろんな人達と
わちゃわちゃ遊んでるうちに
なんとなく君の恋愛相談を
私が引き受けていて
それが何がきっかけだったか
今はもう覚えてないけど
とにかくよく喋ったね
みんなの前では
明るくて
いつも大っきな声で笑ってた
でも結構シビアというか現実的
ジョークはシニカルな感じ
でも君の独特なちょっと深い声は
意見をまとめる時に
不思議な説得力があったなぁ
ちょうど17歳から20歳くらいの
1番多感で
自分自身の感情を持て余すような
季節を私達は一緒に過ごして
明るく振舞いながらも
いつもどこか
何かに傷ついてるような君を
私はずっと幼なじみのような気持ちで
見守ってた
大学で遠く離れてからも
君からは何通も手紙をもらった
そこには
ずっと好きだった片想いの彼女への
どうにもできない激情が書かれていて
そんなに想ってるなら
打ち明けちゃえばいいのに
って無責任にけしかけてたけど
彼女はとてもモテる人で
周りの男子も
みんな彼女に心を寄せてて
だからなのかな
誰も出し抜いたりする狡さを
持てなかった
いや
みんなあまりに大切過ぎて
言えなかった感じかな
結局彼女の心は
突然現れたイケメンのトンビに
攫われちゃって
みんなのガッカリぶりは
見ていて気の毒だったよ
だから遠慮しないで
打ち明ければよかったのにって
私まで後悔するほど😞
それから十数年が経って
君は随分若い奥さんをもらったと
聞いた
時々会うと
その奥さんの話やら
仕事の話やらを
ちょっと客観的な目線で
淡々と話す
君は相変わらずだった
そんな君が劇的に変わったのは
50代でパパになってから
初めて見せてもらった写メの
お子さんは
赤ちゃんなのに
はっきりとわかるイケメンで
その場にいた全てのおばちゃん達の
ハートを一瞬で撃ち抜いた
自分の事は照れて話さなかった君が
子供のことになるとメロメロで
それからは会うたびに
新しい写真を見せてくれる
こんなに大切なものが
自分の人生にできるなんて
想像してなかった
って
もう本当に幸せそう
そのとろけるような笑顔は
私達同級生までも幸せにしてくれる
細くて
ひょろ長くて
頼りなかった君は
もうどこにもいないんだね
まだ直接会ったことはないけど
君の元に来てくれた天使に
私達はみんな感謝してる
君の生きていく力になっていく
大切な宝物の側で
これからも幸せに過ごしてね
お誕生日おめでとう
がんばれパパ🤗
