NORHYTHMな生活-201004030041000.jpg

直訳すると「自転車についての話ではない」というタイトルの本で、日本では『ただマイヨ・ジョーヌのためでなく』と訳されているランス・アームストロングという自転車のプロロードレーサーの自伝書である。
彼については、前に少し触れたが、生存率3%の癌から生還し、その後ツール・ド・フランスで7年連続総合優勝をした人物である。
因みにマイヨ・ジョーヌとはツール・ド・フランスで個人総合成績1位の選手に与えられる黄色のジャージの事である。

本を読む前は華々しい活躍がメインで軽~く闘病生活が書かれたものだと思い読み始めたが丸っきり違っていた。
生まれつき父親が居ない幼少時代の話、母親が再婚し新しい父親となった人との生活。いきなり面食らった(笑)
青年期は片田舎の生活に飽きていた彼がトライアスロンを始めて、徐々に自分の可能性や自信を見い出していき、やがては自転車のプロロードレーサーとしてデビューをしていく話。
そして、デビュー後は無鉄砲で監督の指示にも従わないレーサーであった彼がレースの駆け引きを学び大きなレースを勝てるまで成長を遂げていくのである。

ここまでの内容は本書ではプロローグに過ぎない。

ようやく世界のトップランカーになった矢先に彼の体内から癌が発見されるのである。

睾丸癌であり、化学療法での影響で子供を産ませる事が出来なくなる為、手術前に個室で射精をして精子を残しておく作業のこと、多くの医師に癌治療の方法を聴き、自らも自分の症状の治療例を調べ抗ガン薬の勉強をした事、また、化学療法での副作用との生々しい闘いと苦悩、契約していたチームから切られた話、
化学療法が終わり、1年間癌の再発に脅える生活と自転車に対し無気力になってしまった事が赤裸々に綴られている。

そんな時期に将来の妻になる人と出会い、その妻の一言で彼は再び、プロロードレーサーとしての人生を選択したのである。

その後2人は結婚するのだが、子供を授かる為には手術前に残した精子による体外受精しか可能性が残されていなく、その為の検査の事、排卵抑制剤を毎日自分で注射をする話、こちらに関しても克明に綴られている。

その後は先に述べたように、奇跡的な復活で優勝したツール・ド・フランスの事が書かれて終わりとなる。
平ったいけど、重たい内容満載ではあるが読み応えある本でした。
闘病中の周りの人達のサポート、ランスも包み隠さず接しているから周りも理解して辛抱強くサポート出来るんだろうなと感じました。もちろん理解しようとしなければそれは不可能だろうけど。
また、癌患者やその他の病気、日々の生活でいろんな事と闘っている人達に何かしら感じたり共感できる部分がある本だと思う。

最後に自分が印象に残ってる文章を。
ある記者がランスの山々での走りを「飛ぶように走っている」という表現をした。でも山を「飛ぶように上る」ことなどできない。僕にできることは『ゆっくりと苦しみながらも、ひたすらペダルをこぎ続け、あらゆる努力を惜しまずに上っていく』ことだけだ。そうすれば、もしかしたら最初に頂上にたどり着けるかもしれないのだ。 という文章である。

今の自分に置き換え、そんなに楽に早く出来るようにはならない。苦しみながらもゆっくりと努力を惜しまず続ける事だ。
努力したからといって出来るとは限らないが出来るようになるかもしれない。
何かにつまづいた時には、またこの本を読もうとおもう。
先日、競馬の祭典の一つと言えるドバイミーティングが開催された。
そして、その中でも最も高賞金なレースがドバイWCである。今年は日本からはレッドディザイアが出走したが、悲願の優勝とはならなかった。

競馬の祭典と言えば、アメリカで開催されるブリーダーズカップもその一つと言えるだろう。こちらに関しては日本の秋のGⅠ開催と時期が重なる為日本馬の出走はほとんどないが、ブリーダーズカップにも挑戦するオーナーが増えて貰いたいと思う。

世界には数多くの国際GⅠレースがあるが、個人的に日本馬に勝って欲しいのは「ドバイWC」「ブリーダーズカップ・ターフ」「ブリーダーズカップ・クラシック」「凱旋門賞」の4つである。上記レースでの勝利に限らず、日本馬のエース格はどんどん海外挑戦し日本馬の強さをアピールをして貰いたいと願っております。もちろん、見る側の勝手な意見ではありますが・・・。

さて、日本にも国際GⅠレースはありますが、中でもジャパン・カップ(JC)が格では一番であると思う。そのJCだが、ここ数年は海外の強豪が参加せずに盛り上がりに欠ける年が続いている。JRAも賞金アップしたりして海外の強豪にオファーをしているが辞退をされてしまい数週間後の香港国際競争に強豪馬を持っていかれてしまっている現状である。
そして、見る側としてもJCへの期待や価値が薄れていて、ダービーや有馬記念の方が話題として盛り上がっていると感じられる。
自分はJCこそ、日本で一番の祭典レースであって欲しいし『ジャパン』カップと日本国の名前が入っているのだしねぇ(笑)
競馬主要国にはドバイミーティング、ブリーダーズカップ、ロイヤルアスコットミーティング、ロンシャンウィークエンド、香港国際競争と競馬の祭典が存在している。JCウィークにも名前を付けて祭典とするべきである。
そして、スプリント、マイル、ダート、牝馬限定、JCと同日に東京・京都で5つの国際GⅠレースを開催させて「祭典」色を付けたい。
また、日本馬のエース格は海外の大レースを転戦し日本馬のレベルの高さをどんどんアピールしてもらいたい。そして、その事が海外から見たJCの価値を高める事に繋がると思う。そしてJCが凱旋門賞、ドバイWC、ブリーダーズカップターフやクラシック、キングジョージのような大レースと肩を並べる価値を持つレースになる日を期待したい。

『今週はJCウィークかぁ。ちょっと馬券買ってみるか』と普段は馬券購入しない人達からこんな声が聞こえてくる日が来て欲しいものです。

『巨人の星』の大リーグボールや『侍ジャイアンツ』の大回転魔球など昔の野球マンガには魔球が多く存在した。そして、非現実ながらもその魔球には見るものを惹き付ける力があった。と、言うものの、ここでは現実のプロ野球での魔球=変化球で魅了されたりワクワクした話をしていきたい。

1.スクリューボール
これは名前からかなりのインパクトがある(笑)
簡単にどんな変化球かと言うと投手の利腕方向に曲がりながら落ちるボールである。自分的には左投手が投げるボールで右打席の外角方向に曲がりながら落ちるという解釈をしています。このスクリューボールは当時読売ジャイアンツにいたカムストック投手が使っていて、その当時はカムストックが投げる試合を楽しみにしていたのを良く覚えております。現在の代表的なスクリューの使い手は山本(昌)投手であるが、カムストックが自分に与えたインパクトは今でも色褪せる事はない。

2.スピリットフィンガードファストボールう~む、長い(笑)
自分がスピリットフィンガードファストボール(SFF)を知ったのは、ドジャースに在籍していたハーシュハイザー投手が使っているという話を聞いたのが最初である。では、どんな魔球かというと、ストレートに近い球速で打者の近くで落ちるボールである。落差はフォークより少ないのでゴロを打たせるのに有効だが有名な使い手達であれば三振を取れる落差を発生させる。因みに当時のSFFの有名な使い手はマイク・スコット投手で、ナムコから発売された「プロ野球ファミリースタジアム'87」(通称ファミスタ)では『すこつと』として登場している。もちろん、凄まじく速いフォークを投げられる(笑)
何故、SFFが印象深い魔球かと言うと、SFFを投げるハーシュハイザー投手が日米野球で来日し投げる事を知り、とてもワクワクして父親と観戦したのを覚えているからである。更にハーシュハイザー投手はその年メジャーで59イニング無失点のメジャー記録を打ち立てた事も自分の中でのSFF神話の後押しをしたのは確かであろう。
しかし、日米野球開幕戦で先発したハーシュハイザー投手は、当時日ハムの田村捕手にホームランを打たれて早々に失点してしまうのだった。
その瞬間にハーシュハイザー神話は吹き飛んでしまったがSFFが与えてくれた興奮は吹き飛ぶ事はない。

振り返ると魔球と呼ばれるボール自体は凄い変化をする訳ではないが、でも人々は何かしらそれに惹かれて野球をスタジアムなりテレビで見たくなると感じているだろう。個人的に惹かれる理由は得体の知れないネーミングにもあると思う。スクリューボール、スピリットフィンガードファストボール、最近ではダルビッシュのワンシーム。ワンシームに関しては変化の軌道もある程度分かるし凄い変化をする訳でもない。でも、かなり話題になっているしそれを見たい為にテレビ観戦した人も多いと思う。テレビ中継での解説者達も何故このカウント、状況でこの球種を投げたのか、何故この球種が有効なのか、又、コースに投げたのに何故打たれたのか、を視聴者に解説して野球の魅力、難しさを伝える必要がある。

日本シリーズで新庄と清原を解説者として起用している場合ではない!