元エンタメライターの猪突“迷”信ブレブレ日記 -8ページ目

元エンタメライターの猪突“迷”信ブレブレ日記

社会人デビューは興信所の調査員。紆余曲折を経て、10年間、念願のエンタメ業界でライターをしていました。刺激に満ちたエンタメ業界を卒業し、これからは自分の興味の赴くまま趣味として綴ってみたいと思います。

ライター時代、煮詰まると読み返していた本があります。

 

コピーライターの方が書かれた本ですが、人の言葉を伝えるとは、なんぞや。

ついつい忘れがちになる初心を思い出させてくれる本です。

 

「名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方」

 

34本の名コピーを紐解いていく本書。

「死ぬのが恐いから飼わないなんて、言わないで欲しい」

こんな強烈なキャッチで始まるのは、実はペットフードの広告。

けなげなペットの描写が目に浮かび毎回読む度

溺愛していたペットのことを思い出し、うるっとさせられます。

 

アシックスの企業広告は、

創業者の靴作りに懸ける思いと波乱の生涯をギュッと凝縮させた

読み応え十分のノンフィクション。

 

ほかにも広告がこんなに心に訴えるものなのかと目からウロコの作品が並びます。

 

でも、何より私の心を掴んだのは、これらを紹介する著者にあります。

 

著者の鈴木康之さんはこの道50年、受賞歴も多々の重鎮コピーライター。

当然、自身の作品だけで本を書くことも充分可能だったはずです。

 

しかし本書に掲載したのは1本のみ。

鈴木さんは本書の中で、こう言ってます。

「自ら名作と言うのは不遜でしょ」

 

決して自分を前面に出さない。

文章は書き手ではなく読み手のものと何度も訴える著者のスタンスが

全編ににじみ出ています。

 

自分の職分は、あくまで黒子に徹すること。

コピーはクリエイティブでではなく、紹介したい物や事、人の意を汲み、

それを最良の方法で伝えるに過ぎないと。

 

 

私も「ライターたるもの、黒子であれ」をモットーに仕事をしていました。

でも、ついつい欲が出てきてしまうんですよね。

「もっと話を聞き出したい!」「もっと面白い文章にしたい!」って。

もちろん、それは上達していく上で大切なことではありますが、

あまりにそこに執着すると

いかに「自分が」聞き出すか、

いかに「自分の」文章で引きつけるかと

知らず知らずのうち、自己満足に走ってしまうきらいがあります。

 

私が悶々としだすのは、大抵そんな状態の時でした。

 

そんな時、落語家の桂文楽さんの言葉を用いた

鈴木さんの言葉がずしんと響きます。

 

「自分はいい話を『お取り次ぐ』だけ」

 

 

ライティング、インタビューのスキルを上げたいと思っている方は

ぜひぜひ読んでみてください。

 

いわゆる主語と述語が云々という実践的な文法指南書ではありません。

でも、そこかしこに伝えることの本質が散りばめられている。

 

押しつけがましくなく、嫌みっぽくなく。

その巧みな言葉運びには脱帽です。

 

ぜひぜひ、そのセンスを感じ取ってみてください。

先日、現職について書きました。

リライト業務に就いて、苦手な校正業務に向き合ってると。
 
文字を扱う仕事に就く者としての心構えなんぞも偉そうに盛り込んだけど。。。
 
 
苦手なものは苦手だ!
時々、大声で叫びたくなるときがあります。
 
お恥ずかしながら、異動した当初
あまりにも仕事がうまくできなくてパンクしてしまい
会社から逃走したことがありました(苦笑)。
 
実は私の職務内容のほとんどが確認の連続。
校正はもちろんだけど、リライト業務に付随する庶務的な作業も細かなルールが多い。
 
情けないかな、その決まりごとが守りきれないのです。
 

3年の時を経て、自分なりに効率化を図り

ある程度は体に型として覚え込ませ、対処できるようになりました。

でも、イレギュラーの事態に陥ると、フリーズ。

抜けてしまう作業も出てきてしまうのです。

 
どんなに気をつけても、
両手で砂をすくっても指の間からするりとこぼれ落ちてしまうように
自分ではどうすることもできない無力感、心もとなさ。
 
現部署に3年以上いるけど、未だ同じことでつまずいてしまいます。
 
 
苦手なものは苦手なんじゃ!!
 
そう思う一方で
 
 
いやはや、ただ甘えてるだけじゃないか?
 
感情に流されてるだけで、やることやってないでしょ。
 
向いていないということにして
仕事をうまくこなせない自分を正当化してるだけじゃないのか。
 
会社を辞めたいがために、
なんでもかんでも苦手ということにしてるだけではないか。
 
そもそも集中してないからいけないんだ。
 
いろんな思いが疼きます。
 
 
苦手なのか
甘えなのか
 
 
この堂々巡りを終わらせる、視点を持ちたい。
 
いつになったら卒業できるのか。
 
それとも、人は大なり小なり、その間で揺れ動くものなのか。
 
はたまた、そんなことにフォーカスすること自体が愚かなのか。
 
 
思い切って、ずーっと心に抱き続けている思いを吐き出してみました。
 
 
 
今後、この思考の澱は、どうなっていくのか。
変化が出てきたら、また書き綴りたいと思います。
 
 
 
 

かくして右目のコンタクトレンズが山の上で落ちました!スマイル

 

 

活発な火山活動が続くエトナ山の岩肌は

溶岩が噴き出した跡である

黒っぽい軽石のような小石で一面埋め尽くされています。

 

こんな感じですコレ

 

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紙焼き写真を写メしたので、ちょっとその影が写り込んでます。心霊写真じゃありません(笑)。

 

 

 

 

両手を思いっきり伸ばして、人の侵入を防ぎながら

光に反射するであろうレンズのわずかなきらめきを

ゴツゴツした地面を這いつくばるようにして探します。

 

 

が、ナイ!

 

でも、間違いなく。目の前で落ちたからどこかにあるはず。

刻々と夕闇が迫り、気持ちが焦る中

目を皿のようにして地面を見つめます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アッターーーーー!!!

 

 

執念です!

 

その執念っぷりが分かる奇跡の瞬間を

イラストの再現でどーぞコレコレコレ

 

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なんと!

レンズが石と石の間に縦にすっぽんとはまってたんですよ!

 

さて、ここからが問題です。

イラストのように軽くて心許ない小石がゴロゴロの地面。

普通に上からつまみ出そうとしたら、その力で深みにはまる可能性大!

 

ならば、下から行くしかないな。

 

人差し指をそっと、そっとレンズの下に伸ばし入れます。

優しく慎重に。。。

再現イメージ図をどーぞコレコレコレコレ

 

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ルンルンOh, My Love〜」

気分は「ゴースト」のパトリック・スウェイジです(笑)。

 

 

こうして見事レンズの回収に成功!!

 

我ながらでかしたでかしたと達成感を胸に照れ

美しく沈む夕日を左目で充分堪能したのでありました。

 

 

Cerca  Trova! (チェルカ・トゥローヴァ)

探せよ、さらば見つからん!

 

記念の証拠写真はコチラ下矢印下矢印下矢印

 

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右手に持ってるのが、レンズです(笑)

 

 

イタリア事件簿、続きます!

 

 

シチリア島のタオルミーナから、

エトナ山で夕日を見るという日りオプショナルツアーに参加しました。

 

日本じゃ考えられないくらいの急勾配の坂道をベンツのジープでぐいぐいよじ登る。

なんと人間の足による登山は、たったの30分!

 

とても登山とは言えない、ちんツアーでしたが

眼下にはちゃんと雲海が。想像以上の絶景です。 

 

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あとは日の時間を待つのみ。

 

次第に太陽の光りがオレンジ味を増してきたころ

事件は起こりました。

 

ジープを降りたときから気にはなっていたのだけど

山の上の方なので、そこそこ風が強かった。

 

当時、私はハードコンタクトを装着。

 

はい、もう何が起きるか分かりますよね。

 

思いっきり、右目の中に埃が入り込んだのです。

 

まるでじゃりって音がしそうなくらい。

 

あまりの激痛に涙が出てきました。

ならば、さらに涙をあふれさせ

天然目薬にして埃を追い出そうとしたけれど、びくともしない。

 

たまらず、コンタクトをその場で外しました。

そして可能な限りのほこりを取り払って

再び目の中に入れようとしたその瞬間

 

 

ハラリ〜

 

コンタクトが風にあおられて宙を舞い、そのまま地面に落ちました。

 

ギャーッえーんあせる

 

つづく(笑)。。。

すくお待たせしました!

本編突入〜(笑)

 

序章はコチラ

 

 

ホテルに着くと、友達にはミラノ観光を楽しんでもらうことにし

私はいざ、インフルと対峙!さあ、かかってこ〜い!

 

とはいうものの熱がドンドコ上がり

夢にうなされ、細切れに目が覚めます。

余裕で39度超えの高熱は、さすがにつらいえーん

 

医師を呼ぼうと旅行保険の冊子を取り出すけど、

高熱でフラフラして、あんなちっちゃな文字を読む気になんてなれません。

 

結局、ツアーをアレンジしてくれた代理店の現地エージェントを介して

ホテルにお医者さんの手配をしてもらいました。

 

やって来たのは、長身でスレンダーな男性医師。30代くらいだったかな。

仕立ての良さそうなスーツを品良く着こなすジェントルマンでした。

 

どんな風に言ったか覚えてないけど

イタリア語学習歴1年の語彙力と4カ国語の旅行辞書

そしてジェスチャーの総動員で、何とか症状は伝えられましたた。

人間、なんとかなるものだ(笑)。

 

早速、診察が始まりました。

 

口の中を見たり、首回りの腫れを確認したりした後、

先生はお腹の触診にかかります。

ゆっくり、丁寧に。

 

やけに念入りにするんだなあと思っていたら。

 

ん?ポーン

 

んん?

 

んんんんんん?ポーンポーン

 

 

下へ下へと向かっていく触診の手が一向に止まらない滝汗

 

 

そして

 

 

その手は

 

 

 

ついに

 

 

 

 

あろうことか

 

 

 

 

 

 

 

 

私の

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

聖域

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デルタゾーンに到達したではありませんか。しかも直に!!!ガーンガーンガーン

 

 

 

。。。。。。

 

 

 

鼠径部をチェックしたかったのかもしれない(その割にはセンター寄りだったけど汗)。きっと、これがイタリア流なのよとその時は言い聞かせたけれど。。。

 

 

ハイ、やっぱり違ったようです。

帰国後、イタリア人何人かに確認してみたけど

「そんな診察聞いたことがない!」と逆に驚かれました。。。

 

 

 

 

実はそれだけじゃなかったんですよね。

 

 

なんと

 

診察代もぼったくられていたんですむかっ

 

往診時に現金で払える分だけの診察代を払い、

残額はホテルに請求すると言うことだったのに

チェックアウト時にカードで精算しようとしたら

全額まるまるホテルに請求していやがった。ヤツめパンチ!

 

ホテル側にクレームを言ったけれど、学習歴1年の語学力では限界があるし、

そして何より領収書をもらっていないから証明のしようがないえーん

 

こうして、記念すべき初めてのイタリア旅行は、

謎の診察を受けた上にお金もぼったくられるという

衝撃的な展開で締めくくったのでありました。

 

まあ、弱っているところにつけ込むfrubo(フルボ、ずる賢いという意味)な輩もいるという強烈な洗礼を受けたおかげで、度胸はメチャクチャつきましたけどね(笑)

 

でも、改めて書いてみたら、これって今の時代だったら結構ヤバヤバなエピソードかも汗

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ミラノの写真はホテルの部屋から見たミラノ駅だけ(笑)。いつかミラノ観光をしたい!!