ポリニャーノ・ア・マーレ
イタリアのかかとの上辺りに位置する海に面した小さな町。
数年前、宇多田ヒカルがイタリア人と結婚式を挙げた場所として
にわかに脚光を浴びた町でもあります。
私もここは、ぜひ新婚旅行で再訪したいなあと思って。。。思い続けています(笑)
さて、ここで洞窟の上に建てられたホテルに宿泊しました。
Grotta palazzese(グロッタ・パラッツェーゼ)
各部屋の入り口が、外から直接入れるようになっているため
まるで家に住まうような感覚を味わえます。
でも、ここの売りはなんといっても洞窟レストラン!
何てったって、建物の名前ですからね。
grotta=洞窟
ホテルの下が洞窟になっていて、そこにレストランがあるのです。
レストランの片側は海に面し、もう片側は洞窟の吹き抜け。
レストランのフロアーの下は海で
波が洞窟にうちつける音がレストラン内にこだまします。
写真の貼り付け方がわからず(^^ゞ
レストランの写真はコチラ
絶好のロケーションで、いよいよディナースタート‼️
まずは泡よね♪
観光で歩き回って疲れた体に
スプマンテの辛口シュワシュワがいいパンチ〜!
染み入る染み入る!幸せだあ
そして、カルパッチョに始まり
お皿に豪快に盛られた海の幸盛り合わせを
ウホウホで食べながら悦に入っていた時のこと
ガリッ!
強烈に硬いものを噛みました。
貝殻の破片でも間違って食べてしまったのかな?
と思いながらよくよく確認してみると
謎の金属の塊
嫌〜な予感。。。
恐る恐る舌で歯をなぞっていくと。。。
がーん!
左上奥の歯にぽっかり空洞が。。。。。
銀歯でした
ここの歯、前から熱いものを飲んだ時にしみるようになってたんですよね。。。
飛行機に乗ると気圧の変動で詰め物が取れやすくなるって聞いたことがあるけれど
なにも、こんなにサイコーに寛いでいるタイミングで
外れなくてもイイじゃないかーっ
はあ、どうしよう
日本に帰ったら大大大大大っ嫌いな歯医者に行かなきゃいけない。
一瞬悲しい現実に引き戻されます。
でも、夜8時を回っても、まだ明るく視界良好の目の前は、ただただ海。
そしてリアル7.1ch!体を包みこむようにサラウンド効果抜群の波の音。
こんな素晴らしいロケーションでのディナーなんて、そうそうない。
歯のブルーより、海のブルー!
堪能しなきゃソンソン!!
ということで気を取り直してディナー続行。
時々ギクンと不意打ちでやってくる歯痛に見舞われながらも
頭を右にかしげながら、食べましたとも! 飲みましたとも!
陽がすっかり落ちたころ、店内にピアノの音色が響き始めました。
生演奏が始まったのです。
なんて、ムーディーな大人の時間!
そこに、じもぴーイタリア人グループが来店。
今はどうか分かりませんが、当時は宿泊客以外でもレストランを利用できたんです。
イタリア人の先生が言ってました。
イタリア人はディスコ好きと思われがちだけど、実はそんなに行かない。
なぜなら(音楽のボリュームが大きすぎて)
おしゃべりができないから!(笑)
この日のイタリア人グループも、そんなイタリアあるあるネタもうなずける
おしゃべりっぷり。
音楽そっちのけで、目に涙溜めてケタケタ笑ってるんだもん。
何がそんなに楽しいのか、逆に気になります。
でも、そんな彼らのにぎやかな団らんを見てたら
ノスタルジックな気分になったんですよね。
実はこの町に着いたとき、
石灰の白い家々が続く町並みは、それこそギリシャのミコノス島みたいだけれど
とっても平和でのんびりした空気が漂っていて
なぜかふと日本の昭和の光景が浮かんだんです。
夕暮れ時、豆腐屋さんのラッパが聞こえる中
あちこちの家からおいしそうな晩御飯の匂いがただよって
その中を「また、明日ね」って友達と別れて、家路を急ぐ子供達。
そんな光景がふと浮かび、郷愁をそそられてたんですよね。
だからなのか
ロマンティックな雰囲気をぶちこわすしのぐほどの
勢いありあまるイタリア人達のおしゃべりも
何だかほっこり温かい気持ちになれて。
こうして非日常の空間を堪能しつつ、あったかくてゆるゆる
ふわふわの夢見心地の中、ホテルの部屋へ
って、戻ったまではいいけれど
ぼーっとしながら、歯を磨いていて気づいたのでした。
あ! 銀歯忘れた!!
穴が空いたままなのは気になるから、一時的でも蓋をするため
お持ち帰り用にティッシュにくるんで置いてたんですよね、テーブルの上に