DIROTTA SU CUBA(ディロッタ・ス・クーバ)コンサート前編
の続き
アンコールに入り、思いがけない出来事が起こりました。
ボーカルのSIMONA(シモーナ)が、私のことを話し始めたのです。
それだけでもビックリなのに
SIMONAは話し終えると私に視線を向け、
ステージに上がってこいとジェスチャーするじゃないですか!
エッ!
もう腰砕けなくらいにビックリの展開。
来場客からも促され
あれよあれよという間にステージ上へ。
何とラストの曲を一緒に歌うことになったのです。
ライブが始まる前は、終了後に本人たちと
少しでも話せることができたらいいなあと思っていました。
それが今、こうしてSIMONAの持つマイクで、一緒に歌っている
大衆の面前で歌うことにためらいはあったけど、
それより何より、とっても信じられない展開で
体がそれに追いつかない感じ。
ここまでくると、もう夢見心地とかそんなレベルではありません。
完全に現実世界からワープしてました
最後はバンドメンバーと一緒に手を繋いでカーテンコール
憧れのバンドと同じステージに立って歌って、
そしてカーテンコールですよ!!
こうやって文字に起こすだけで、あらためてコーフンします(笑)
そしてライブ後は、メンバーと至福の語らいの時。
SIMONAが、ステージに私を上げようと思ったのは、
どうやらライブ中の私の動きにあったらしい。
「あなたの口の動きを見て驚いたの。
歌詞を完璧に覚えていたから。
私が歌詞を間違えたところも気づいていたでしょ(笑)」
ハイ、気づきました。
遠い遠い国、日本でこんなに歌詞を完璧に覚えてくれている
ファンがいる。それを彼らはとても喜んでくれていました。
実はライブではこの上なく舞い上がっていた私ですが、
ちょっと残念なことに気づき、心を痛めてもいました。
来場客はイタリアと縁のある人ばかりでしたが=イタリアの音楽が好き
ではありません。
ましてや日本ではマイナーなイタリアンポップス。
イタリアではそこそこ名の知れた彼らですが、日本での知名度は皆無。
しかも既にアルコールも回ってきている来場客の多くの人にとっては、
彼らの音楽は聴くものではなく、踊るためのディスコミュージック。
つまり、その場を楽しく過ごすためのBGMにしか過ぎなかったのです。
日本での知名度を考慮してのことでしょう。
セットリストは、バンドの持ち曲だけでなく、
英語の洋楽ヒットナンバーも組み込まれていましたが
結局は「ILOVE YOU BABY」なんかで盛り上がったりするわけです。
仕方のないことなのでしょうけど。。。
そんな中で、歌詞をしっかり覚えて歌っているファンがいたなら
とても嬉しくなりますよね。
SIMONAは、この来日に合わせてプロモーションも色々考えていたけれど、
それがままならなかったことを残念がっていました。
このライブも、プロモーションという観点からすれば
成果を出せたとは言いがたい。
一方、バンドリーダーでもあるROSSANO(ロッサーノ)は、
日本の観光を楽しみにしていた様子。
写真からはクールで気むずかしそうな印象を受けていたのですが
とても当たりの柔らかい人。
料理好きだそうで、日本料理を食べるのを楽しみにしてたんだと
うれしそうに語った表情が忘れられません。
「来年は、絶対にイタリアのコンサートに行くからね!」と約束して
彼らと別れ、ホテルを後にしたのが、夜中の1時過ぎ。
私と友人は、近くの24時間営業のファストフード店に移動して
やっと夕食にありつき、ホッと一息(笑)。
カメラマンに徹してくれた友人も、間近での生ライブや
イタリア人ミュージシャンとの交流を楽しんでくれた様子。
二人で、夜中にハンバーガーをぱくつきながら
それにしてもすごい夜だったねえとしばし余韻に浸りました。
ちょっと引っ張った
運命のバンドとのエピソード。
これにて、終わり
ではないのです!
ここで終わったら、
ただ単に大好きなアーティストと対面したというエピソードですよね。
「運命」というからには、それなりの理由があるのです。
それは。。。
またまた、つづく(笑)












