こんなに最終回が優秀な中国ドラマある!?笑
(特にこの類いのドラマで)

っていうくらい最後4話辺りの畳み掛けるような盛り上がりと
特に最終回のラスト、ドラマの締め括りが近年稀に見る秀逸さでした。
主演CP二人の美しい結末にうっかり涙出たわ!

そこまでのお話の、それなりに面白いし役者は綺麗だしキュンもあるのに
なーんか盛り上がらないなぁ・・という長い時間が嘘のような仕上がり。笑

・・中国ドラマのラストシーンは、続きがあるような消化不良感が残ったり、
十分な時間を取ってくれず余韻に浸る間もなくさっさと終わっちゃったり、
それどーゆー意味??な混乱で終わったり、
ぇえーーー!?そんな終り方ー!??な残念な感じだったりすることが珍しくないのでね。。


以下ネタバレします。



想定以上に春花秋月二人のLOVEのエンジンがかかるのに時間が掛かったかなという印象です。
話数半分過ぎてもちゃんと両思いにならなかったのでは。
春花は鳳鳴山荘(萧白)と千月洞(秋月)を何度行ったり来たりしたのか・・・
萧白の元に戻っては秋月に連れ去られ、また戻っては秋月に連れ戻される、の繰り返し。
途中もどかしくて堪らなかったショボーン


面白くなってきたのは、秋月と春花が氷谷に逃げ込んだ辺りからかな?

秋月の部下である顧晚の罠とも知らず、瀕死の彼を助けて欲しいと秋月に懇願する春花。
それが顧晚の反逆の罠であることに気付いていながら、春花の願いを聞き入れ自らの気を消耗して顧晚を蘇生させた秋月。
案の定顧晚は一時的に力を失った秋月を襲って、二人は洞主のみが知っている氷谷へ逃げ込みます。

そこでやーっと甘い二人きりの時間ピンクハート
弱りきってる秋月を看病する春花の図がいと美し。

罠だと分かってても春花の願いを聞き入れちゃう秋月にキュン!
(賢い秋月のことだから最終的な勝算あってのことでしょうけど)
力ずくでも春花を側に置いておきたい秋月の孤独と愛の強さにきゅんきゅん!
春花も漸く秋月への愛に目覚めくれて良かった良かった。



しかし秋月は割と最後の最後まで基本ダークサイドでしたね。
卑劣ではないけれど、彼の意図や行動がきっかけで人間の欲望が表面化し、
江湖の平和が乱れたのは事実。
江湖の盟主の座を得るために春花を騙していたのもある意味事実。
でもだからこそ、秋月の春花への愛だけは嘘偽りのないものなんだという部分がより鮮明に美しく健気に見えたのかなと思います。

ダークヒーローが見せる本当の姿に隠された脆さや弱さほど感情をえぐるものはない。

何が正義で何が悪なのかというテーマも含まれていたりする案外深いドラマでした。
描写は浅いけど。
しかも最後は医聖殺人事件簿的な展開に。笑
あんなに複雑に複数の人物が絡み合っていた事件だったとは。
まぁでもそういうサスペンス要素も面白かったですけどねウインク


最後の方のストーリーは、しぶとく物語を盛り上げてくれる顧晚の罠に春花がまたしてもはまり、秋月と決裂。
それでもやはり春花は秋月への想いを忘れることが出来ず会いに行くんだけど、
春花の行動を見張っていた萧白たちがその場に現れ秋月に傷を負わせてしまいます。

自分を愛しているはずの春花が自分を裏切ったと思って深く傷つく秋月も切なかったし、
意図せずして秋月の心と体を傷つけてしまったことに苦しむ春花も切なかった( ω-、)

しかも春花は愛によって心が乱れると胸が苦しくなるという都合の良い毒を顧晚に盛られ、
(またその毒か。顧晚good jobグッ)
秋月を深く愛してしまっている春花は日に日に弱っていき・・・
遂に秋月と萧白が盟主の座を賭けて戦っているその側で、息絶えようとしていました。

春花の元に駆け寄った秋月と春花、もとい李宏毅くんと赵露思ちゃんの涙が美しくてねぇ、
おばちゃん泣いちゃうよねぇ( ω-、)

秋月は春花を幸せにするという彼女との約束を守るため、
迷うことなく自らの三陰の気を使い果たし、彼女の命を救います。
そして、力を失ったことによって、手に入りかけた盟主の座も千月洞の洞主の座も失ってしまいます。

一方萧白は、敢えて自分の気を使って春花を救おうとはしなかった。
結果的に、彼は戦わずして盟主の座を守ることができました。
でもそれが悪だという描かれ方ではないのがミソですね。
それも世界が平和に保たれるための一つの選択だと。
納得。


結末は、冒頭にも書きました通り、
文句の付けようがない、過不足ない大満足なラストでした!キラキラ
台詞のチョイスも演出も完璧ピンクハート

春花は体が回復すると、萧白に別れを告げ、
遂に自分が本当に愛している人の元へ向かいます。


秋月は争いの果てに全てを失った。
けれど、春花という何にも替えがたい大切な人を得ることができた。
温もりを得ることができた。
確かに過ちも犯してきたかもしれないけど、
誰も信じられず、一人孤独に冷たい世界の中で生きてきた彼に与えられた
最高のハッピーエンドでした。


真っ白になった秋月の髪を見て動揺する春花に、
「醜いだろう・・」と自虐的に言葉を掛ける秋月。

いやいやいやいや
まーったく醜くありませんけどーーー!!


李宏毅くん、また古装劇やらんかなー♪
(近況はチェックしておりません。)
大変に美しいビジュアルと雰囲気でございました。
ごちそうさまでした。
(目のどアップが多かったピンクハート)




さて、これにて一旦レンタル視聴はお休み!
年末年始のお供と称して1月の末までTSUTAYAとGEOに通いつめてしまいました。笑
テレビ放送の方が立て込んで参りましたので、そちらに集中します☆