素敵な記事だったので、残しておきたくて。。。
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クレーコートの王座は譲れなかった。
ナダルがジョコビッチの四大大会4連続優勝を阻止。
世界ランキング1位の座を奪われ、昨年のウィンブルドンと全米、
今年の全豪と決勝で3度続けて屈したライバルとの再戦に、
特別な思いのある赤土の上で雪辱した。
全仏3連覇で歴代単独最多となる7度目の頂点。
「全仏の優勝トロフィーを飾る場所は、いつも空けてあるよ」。
何度手にしても、喜びは格別だった。
長く男子王者として君臨しながら、技術向上の歩みを止めなかった。
持久力の衰えは避けられないもの。
ストローク戦だけで相手をねじ伏せることが、
できなくなる日が来ると予感していた。
だからこそ、パッシングショットやバックハンドの決め球を磨いた。
「熟成させた果実が実りの時期を迎えた」と自賛。
得意とするフォアからのくせ球だけでなく、プレーに彩りと深みが増した。
クレーの大会を含めてジョコビッチに6戦全敗した昨年が、
変化を求める転機。
勝ち続けることの難しさは、王者としての経験が知っている。
だから、雪辱の機会は必ず来ると信じていた。
1月の全豪決勝では6時間近い熱戦の末に敗戦。
その死闘の中に、新たなスタイルへの手応えもあった。
天候に振り回され、決勝は流れが二転三転。
前日は雨で重くなったボールに苦しみ、リードしながら流れを失って降雨順延に。
一夜明けた再開直後、息詰まるラリーを制してブレークし、
先手を取った勝負強さはさすがだった。
「精神的に、自分をより追い込めるようになった」。
耐えて踏ん張り、大切な全仏のタイトルを守った。
(パリ時事)(2012/06/11-21:44
