ちょっと時間が経ってしまいましたが、大山さんの神風のことを書いてみようと思います…。
三枝成彰新作オペラ「KAMIKAZE-神風-」
神風はオペラですが、でも、今まで観てきたオペラとは同じものでは無いというか…、
トスカやカルメンや椿姫のヴィオレッタが死んじゃうのとは意味が違うというか…、
とにかくずっと辛い時間でした。
私は映画でも、人がたくさん死んだり、戦争のように闘ったりするものは滅多に見ませんし、テレビも辛くて見ていられなくなるドキュメンタリーがあったりするほうなので、客席にいた皆さんが同じように感じたかはわからないですが、私には始まりから終わりまでずっと辛かったです…。
特に、大山さんの木村少尉が、舞台に大きく写し出された戦闘機の正面の前に立って登場した時は、何と書いていいのか、見ていられないというか、耐えられない気分になりました…。
その前で、木村少尉の奥さんの小林沙羅さんの愛子さんが泣き叫んで歌っているのです…。
あ~
…、ちょっと書いていても思い出して涙が出てしまいます…。
その時の大山さんの姿を想うと、桜島の写真を何故か思い出します…。
それからもずっと終わりまで辛かったです。
休憩時間も、どう過ごしていいのかわからなくなるような、しんどい時間でした。
客席から、もうやめて~、って叫んでしまいたくなったり、
耐えられなくて、帰ってしまおうかと思ったりもしました…。
あの、
オペラが悪いとか、そういう意味では全く無いです…。念のため…。
音楽は現代音楽でしたが、大山さんの場面の、管の、戦いの前を表わすようなフレーズとか、色々に印象的でした。次の日、急にふっと頭に流れてきたメロディーがあって、多分、兵隊の人たちが歌っていたんだろうな(ちゃんと覚えてなくてスミマセン)、って思い出したりしました。
新作の音楽を作りあげるのって、歌手の方たちも、指揮者、演奏者の方、みなさん、すごいエネルギーがいるのだろうなって想像してみたりもしました。三枝さんのように、作曲家の方が、自分の音楽を新作で初めて演奏してもらった時って、どんな気持ちになるのかなあ、って思いました。
ストーリーに戻りまして…、
最後のほうの場面で、主人公(神崎光司)が特攻に行く前に、お別れに立ち去る前に、恋人の知子さんのスカーフを自分のマフラーの下に巻くシーンがあったのですが、もう、この時は声をあげて泣きそうになりました…。
私の作ったマフラー巻いて今もお仕事している人(私にとっての光司さんです…)のことを思い出して、号泣しそうでした。
何でこの2人は、この2人だけでなく、この時代にいた人達は、こんな目に合わなくてはいけなかったのでしょう。(あの、今更ですが、実話を元にしたオペラです…。このエピソードも実話だったと思います…。)
今、このオペラを見たら、誰だって、こんなのおかしい、って思うと思います…。
それなのにどうして、国中がこんなことになっていたのでしょう…。
おかしい、って思う人がいても、こうなってしまう現実…。
やっぱり人間は愚かなのだと思います…。
ちょっと脱線かもしれないですが、
旧約聖書を読んだ時、人間の歴史って、なんて愚かなんだろう、って思いました…。
書かれているのは同じことの繰り返しで…、旧約聖書の時代の人たちは過去から学ばなかったのだろうか、って思いました。
でも、そしたらある方に、今だって、たった60年前に原子爆弾でひどい思いをした同じ国で、自分たちで原発事故を起こして、何十年も人が住めない地域を作っている、って言われました。
旧約聖書を読むような遠くから日本を眺めたら、愚かな国だな、ってなるのかもしれません…。
話が原発までになってしまい、すみません。でも、私の意見を勇気を出して書きますが、私は原発も武器も作らないで欲しいです。作るのは、作って儲かる企業があるからなのだと、私は思います…。誰かの利益の為に、人間の命に危険があるかもしれない、という状態は、私は反対です…。
こんなこと書いたら、怒られるのでしょうが…、
テレビなどの家電を作っているメーカーが原発やミサイルのシステムを作っているのかと思うと、複雑です…。どんな世界にも表と裏はあるのでしょうが、表も裏も知った上で色んなことを判断できるようになりたいです…。
あ~。やっぱり支離滅裂になってスミマセン。
でも、ここまで書いたので…、
私が1人でも多くの人に読んでもらいたい、って思った本です↓
戦争と平和 愛のメッセージ
美和明宏/岩波書店
”戦争とは、あなたの愛する人が死ぬということです。” っていうことが書いてあります。
大山さんの神風もそういう事が言いたいのだと、私は思いました。
他にも、『はだしのゲン』の漫画や丸木美術館で、私は子供のころに衝撃を受けましたが、この国であったことをずっと引き継いでいかなければいけないと思う時、芸術を通じて、人間の本能の感覚でおかしい、って感じることは、大切なことだなって思います…。これからは、年数が経つにつれて、戦争を実体験した方の作品は少なくなるのでしょうから、この大山さんの神風のように、過去の愚かな事実に向き合う作品を敢えて生み出して、味わう(しんどいですが)、そういうことをしていかなければいけないのかもしれません…。
それから、大山さんのブログの記事を読んで、私も思い出したのですが、
何年も前に、沖縄の本島に初めて旅行したのですが、最初の晩に、夜、あまり眠れなくて、目が覚めたら、ホテルのお部屋の壁の前に日本兵が立っていました…。私はお話しはできなかったですけど、昼間に軍の防空壕だった所を見学したからだと思いました・・・。
沖縄の、リゾートのイメージばかりになっていたことを反省しました。
基地のことも…、街なかですごい音がして…、
あの、
滑走路が短くても大丈夫な飛行機(よく知らなくてスミマセン)はすごい音で飛び立つのですね…。こういう中で沖縄の人たちは生活していたのだな、って驚きました…。原発も基地も、責任者がそこに住んでみればいいのに、って思います…。と同時に原発からも基地からも離れた所に住んで何もしない自分にもがっかり…。
…勝手なことをたくさん書いてスミマセンでした。
オペラの話題に戻って、もう少しスミマセン↓
〔新春インタビュー〕アンコール
オペラの楽しさ、全国に発信中(1)(2)
オペラ歌手 錦織 健(H25.1.1放送)
2月12日(火) 午前4時~ (1)
2月13日(水) 午前4時~ (2)
NHKのラジオ深夜便の錦織健さんの新春インタビューの再放送があるようです♪
今、ちょうど旧暦で新春ですよね…。蝋梅のいい香りがしたり、梅のつぼみももう咲きそうに膨らんできています。早起きして、ラジオ聞けるかな…。どうぞ今年もよい一年になりますように!