子供の頃の、床屋での思い出は色々ありますが、とりわけ冬の夕暮れのそれは印象の深いものがあります。

髪の毛をカットしてもらい、洗髪も済ませ、そして仕上げに整髪料と床屋には実に様々香りが立ち込めます。シャンプーひとつ取っても家庭のそれとはどこか異なり、ちょっと愉悦感に浸れるところがあります。特に仕上げの整髪料にいたっては子供ながら、ちょっぴり大人になったような気がして、どこか気恥ずかしささえ感じてしまったものです。

仕上げが終わると、体全体に掛けられていたシーツが取り除かれ、シャッシャッと肩や首周り、膝周りを小さなブラシで髪の毛を払ってもらう時など、スゴク偉くなった気さえします。

料金を支払い、店の扉を開い時、冬の冷たく乾いた風がスーッと首元を通り抜け、思わずヒヤッと首を竦めてしまいます。そして、辺りはすっかり暗くなり始め、西の空にはオレンジ色の太陽がその日の勤めを終え、これから朝を迎える国を照らしに行くのが見えます。

そんな光景に少しばかり寂しさを覚えつつも、匂ってくるのがシャンプーや整髪料が混ざった何とも言えない香りなのです。

寒さに首を竦めながらも、ふわっと漂う香りを楽しみながらの家路は中々楽しいものでした。

夏の風物詩のひとつに“麦茶”があります。今もそうでしょうが、どこの家でも大きなやかんで麦茶を作って冷蔵庫に冷やしてあったもんです。当時はパックに入っているものや水出しのものなどは少なかったので、麦粒がやかんの中に入ったままで、水差しなどに移す際はガーゼや茶漉しで漉したりと結構大変でした。

しかし、すぐに冷蔵庫に入れるわけにはいかないので、それが待ちきれず、やかんの口から直飲みをして母に怒られたりもしましたけど。(*゚ー゚)ゞ

所で、子供の頃は“甘い飲み物”が絶対でした。コーラやジュースはそれはもう極上の飲み物と言っても良いでしょう。それだけに麦茶に砂糖を入れて飲んだりもしました。コップに麦茶を注いで砂糖を入れてスプーンでカチャカチャッとかき回して飲む。麦茶の香ばしさと砂糖のほんのりとした甘さを楽しんだものです。まっ、母に隠れてこっそりとやることが多かったですけど。o(^-^)o

大人になった今ではもうやらないのですが、ふと思い出したのは、「太陽に吠えろ」で松田優作演じるジーパン刑事が、家で母親役の菅井きんに麦茶を出してもらうシーンで、徐に麦茶に砂糖を入れて、スプーンでカチャカチャってやって一気においしそう飲むというものです。

何かの折に、そんな話しを友達とすると、そうやって麦茶を飲んでいた人も意外多いことに驚かされます。






ペタしてね

子供の頃夏のごちそうと言えば「うなぎ」がありました。勿論それ以外にもいっぱいごちそうはあるんですけど。

所で、うなぎと言えば食べ合わせとして、梅干を一緒に食べてはいけいないと昔から言われます。他にも天ぷらとすいかとか。「食べ合わせをするとお腹を壊すよ」と母や祖母に言われた方も少なくないと思います。

しかしコレには諸説あるようで、同時に食べたから必ずしも体調を崩すものではないようです。

例えば、うなぎと梅干は、脂っこいうなぎにさっぱりとした酸味のある梅干で食欲を増進させる効果のある食べ合わせです。つまり、食べやすくなるのでついつい一杯食べてしまい、結果お腹を壊すと言うのです。

勿論、両方を一杯食べれば、消化不良を起こしてお腹を壊すと言うこともあるようですが。

迷信と科学は紙一重なのでしょうかね。

チャーハンを初めて食べたのはいつかは覚えていませんが、ある時チャーハンを食べていて気付いたことがあります。それは、チャーハンの付け合せです。

カレーに福神漬けやらっきょうと言ったグッドな付け合わせが定番化していますが、チャーハンはどうでしょう。

そこで記憶している限り、今までにチャーハンの付け合わせと考えられるものを列挙してみます。

①グリーンピース:嫌いな人が多いけど、結構彩りとして乗せるところありますね。

②紅しょうが:これも好き嫌いはっきりするけど、毒々しい赤色に食欲をそそる人もいることでしょう。

③福神漬け:カレーじゃないけど以外にマッチ!

④甘酢しょうが:意外性あり

⑤たくあん:結構マッチ

グリーンピース以外は漬物ですね。特に③の福神漬けは子供の頃近所の中華料理屋のチャーハンがそうだったんですけど、昔ながらの真っ赤な福神漬けで、チャーハンに直乗せするので、チャーハンまで真っ赤になっててo(^▽^)o、でもその染まった部分がまたおいしかったりして。個人的には結構好きです。

他にもまだこんなものがと言うものもあるのでしょうね。




ドラゴンクエストIX 星空の守り人
¥5,980
Amazon.co.jp

TWINBIRD アロマトレイ付パーソナル加湿器 ホワイト SK-4974W
¥1,980
Amazon.co.jp

今も形や放送時間など違うようですが、まだあるそうです。「全国こども電話相談室」。

小学生の頃床屋へ行くのは平日、学校が終わってからが多かったんですが、その時間に床屋へ行くと全国こども電話相談室を聞くことが多かった気がします。

当時通っていた床屋はいつも決まってTBSラジオを終日流していました。その頃こども電話相談室は確か4時からだったと思います。床屋へは3時頃に入るんですが、散髪が終わってからもそのままマンガを読ませてもらっていたので、自然とあの「ダイヤル、ダイヤル~♪」と言う天池総子さんの歌声を聞くことになるんです。気が付くとマンガを読みながら口ずさんでいたりもしました。

そんな訳で時折懐かしの番組などでこのジングルを耳にすると、あの頃の床屋の情景が浮かんできて色々な思い出が頭の中を駆け巡ります。






リボルテックダンボー・ミニ Amazon.co.jp ボックスバージョン 【初回版】
¥1,000
Amazon.co.jp

バイオハザード ディジェネレーション コレクターズ・エディション [DVD]
¥3,684
Amazon.co.jp

最近玩具店で復刻版が出てるのを見て懐かしく思いました。エポック社から発売されていた「パーフェクション」ですが、これは、知育玩具の一種だと思います。盤面に26個の形の違う穴が開いていて、その形に合ったコマを差し込んでいくゲームです。

盤面の真ん中あたりにボタンがあって、それを押し込むとそれぞれの形のコマが差し込めるようになります。後は本体についているキッチンタイマーのようなタイマーのメモリをいっぱいにひねります。最大約60秒くらいだったと思いますが、時間内にコマを差し込んでいくわけです。時間内に差し込みきらないと押し込んだ盤面が飛び上がり、同時にコマも飛び出してくる仕掛けになっています。

盤面の配置は変えることができないので、慣れてきたらどれくらい早く全てを差し込めるかのゲームになります。

タイマーがゼンマイ式なので音がジーーと鳴って結構スリリングな気持ちになるのも思い出しました。






レイトン教授と最後の時間旅行 特典 レイトン教授メインテーマ トリロジーCD付き
¥4,082
Amazon.co.jp

スーパーロボット大戦Z
¥6,280
Amazon.co.jp

ポケットモンスター プラチナ(特典無し)
¥3,958
Amazon.co.jp

子供の頃にあった交通公園は、電車に乗って二駅先にありました。園内には、小さな街のように道路や横断歩道、信号などが設置されていました。それらはすべて実際のものより一回りから二回り小さく作られていて、子供の目線で見やすい作りになっていました。

まず、園内に入ると、受付を兼ねた小屋があって、そこで名前を書くと自転車を借りることができます。公営なのでもちろん無料です。

自転車を借りたら、道路を走り、一時停止、信号など交通ルールをしっかりと守って園内をグルグルと走り回ります。自動車が来る事はないので安心して走り回れるのですごく楽しいんです。

坂道があったり、電車は来ませんが踏み切りと遮断機があったりして。

公園の隅には、使わなくなった都電やバスが置いてあり、中には漫画雑誌や本があるので、ひと通り走って疲れたら、自転車を返し、そこで遊んだものです。








(お徳用ボックス) ボルヴィック 1.5L*12本
¥2,180
Amazon.co.jp

(お徳用ボックス) 日田天領水 ペットボトル 2L×10本入り
¥2,919
Amazon.co.jp

(お徳用ボックス) エスオーシー 温泉水99 ペットボトル 2L×6本
¥1,750
Amazon.co.jp

1ヶ月ほど前に撮ったものです。何か言いたげな表情が印象的です。








今朝、ペット霊園の人に来てもらい、供養してもらいました。段ボール箱に生前使っていたクッションを敷き、その上に乗せてやりました。庭に咲いている花を数本添えて。

人もそうですが、ネコも火葬すると、のど仏や牙と言うのはそれぞれに特長があるので、本職の人が見るとすぐに分かるそうです。合同葬の場合一度に他のネコも火葬にするので、そうやって骨を区別するとのことでした。

夕方、ペット霊園の場所を確認したかったので、行ってみました。家から車で30分くらいの所で、簡素で静かな田園地帯の中にそこはありました。

朝ネコを預かってもらった人が応対に出てくれて、その後の経過などを話してくれました。

その時点では、まだ火葬場から骨が戻ってきておらず、骨壷にかぶせるカバーだけが、名前が入った状態で作られていました。

供養の準備が整ったら、ハガキで知らせてもらえるとのことでしたので、線香を上げて帰ってきました。

出かける前、ネコの使っていたベッドやトイレを洗って片付けました。思った以上にがらんとした部屋を見たら、急に寂しさがこみ上げてきました。

数年前から耳が聞こえず、奇声を上げたり、食べ物に意地汚さを見せたりして、家人を困らせたりしていましたが、いざいなくなると何だかポッカリと穴が空いたようで、その穴を埋めきれずにいて戸惑っています。

時が解決してくれると信じ、彼女の冥福を祈るばかりです。











今日夜、外出から帰ってみると居間のテーブルの下で、ネコが旅立っていました。

我が家には二匹ネコがいます。(いました)ブログのトップの写真のネコは、今日旅立ってしまったネコの母親です。娘の方のネコが先に逝ってしまいました。

年齢も推定20歳くらいで、最近はガリガリにやせてしまって、生命維持ができていることが不思議なくらいでした。心の中では、いつお迎えが来るか分からないなと覚悟を決めていたつもりでしたが、やはり突然その時が来ると、想像以上のショックでした。今までにも飼っていた犬を何度も見送ってきましたが、慣れるということはないのだなと今さらながらに痛感させられます。

初め見た時は寝ているのかと思いました。しかしよく見ると口が動いておらず、目も開いていました。それを見て叫んでしまいました。「死んでる!!」と。

触ってみるとすでに硬直が始まっていました。部屋の中は散らかった様子はなく、彼女も苦しんだ様子はなく、ひっそりと眠るようにテーブルの下で息を引き取っていました。

そのネコとの付き合いは10年程度ですが、それまでは半分ノラのような生活で、ずっと外で暮らしていました。3年ほど前に今の所へ引っ越すに当り、半ノラの生活から家の中での生活に引き上げたのでした。

その安心感からなのか、それまでは結構でっぷりとしていた体型がみるまにガリガリになってしまいました。それでも元気に動き回っていたので、安心はしていたのですが、今日お迎えがきてしまったようです。

最後を看取ってやれなかったことは心残りですが、安らかに眠ってくださいと祈るだけです。