2007年。アメリカ。"THE NANNY DIARIES".
シャリ・スプリンガー・バーマン&ロバート・プルチーニ監督。
全米でベストセラーを記録したという小説、『ティファニーで子育てを』(読んでいないが邦題のセンスが最悪に近い、ので読むことはないだろう)の映画化作品。
今日現在でスカーレット・ヨハンソン出演作品が『ブーリン家の姉妹』と2本同時に公開されているが、こちらはほとんど何の話題にもなっていなくて、よほどつまらないのか、と思ったら、
それほどひどくはなかった。100分ちょっとという、ちょうど良い上映時間がありがたい。
ちょっとくせのある演出で、主人公が大学で文化人類学を学んでいた、という設定なので、ニューヨークのアッパー・イーストサイドのセレブの生態を人類学的視点から観察する、という物語になっている。
夫婦で監督をやっている2人はポール・ジアマッティ主演の『アメリカン・スプレンダー』で有名になった演出家だった。あの映画には、何か面白くなりそうでそうならない、いまいちな印象があったが、この映画でもそのいまいちさが最大の特徴になっている。
『アメリカン・スプレンダー』つながりでポール・ジアマッティが出番は少ないがちょこちょこと登場してくる。
この映画でもっとも目立っていたのはセレブの夫人、ミセスXを演じるローラ・リニーで、怪演技といっても良いようなぶっ飛ばし方で、この映画を多少は面白いものにするのに最大の貢献をしていた。
『イカとクジラ』 のときも、『ルイーズに訪れた恋は...』 のときも演技のうまい人だとは思ったが、この作品でも全く違ったキャラクターを観客の神経を逆なでするような演技で見せていて素晴らしい。
主役のスカーレット・ヨハンソンは純情な小娘というこれまでのイメージとは違う役どころだったが、年齢相応のキュートな表情を見せていて、意外にもかわいい。
セレブの家庭でナニーとして働くうちに社会について学び成長してゆく主人公と、主人公の影響で周囲の人々も何かを学んでゆく姿を描いたヒューマン・コメディ。
IMDb 公式サイト(日本)
スカーレット・ヨハンソンのキュートな側面が見られただけで満足するべき映画かも知れない。
ヒット中の『ブーリン家の姉妹』も終了しないうちに見に行くつもりだが、もっとも期待しているのはもうすぐ公開される予定のウディ・アレンによる『ヴィッキー・クリスティーナ・バルセロナ』で、出来もかなり良いらしい。
大学を卒業後は金融関係の仕事に進み、ウォール街で活躍するエリート女性になるつもりだったアニー(ヨハンソン)だったが、偶然が重なり、セレブの子どもの世話をする「ナニー」になる。
ミセスX(リニー)のパーティー三昧の生活ぶりを人類学的に観察するアニーのクールな視点と、それとは裏腹にミセスXの威圧感に押されっぱなしのアニーのおびえた表情とドジさが対照的に描かれる。
すぐに辞めるつもりだったナニーの仕事だったが、グレイヤー(ニコラス・リース・アート)と接しているうちに、グレイヤーは、「ナニーが大好きだ。」と言うようになり、アニーもまたグレイヤーに対する愛情を持つようになり、辞め辛くなってくる。
同じアパートに住むハーバード大学生(『セルラー』や『ファンタスティック・フォー』、『サンシャイン2057』 などのクリス・エヴァンス、配役はけっこう豪華だった)との、中途半端でどうでもいいような恋のエピソードもあった。
この演出家夫妻は恋愛ドラマの演出には向いていないようだった。
アニーの友人役でシンガー・ソングライターのアリシア・キーズが『スモーキン・エース』 に続いて出演。特に見せ場はなかったが、役柄とはちょっと違って、聡明そうな表情が素晴らしい。俳優としても十分やっていけそうな雰囲気があった。アニーのお母さんの看護士役の女優さん(ドナ・マーフィ)も好演していた。
ポール・ジアマッティがミスターXとして、友情出演みたいにして登場する。
が、特に面白い場面もなく、いてもいなくても、どっちでも良い程度の出演だった。が、お金持ちのボンボン出身(名門イェール大学の学長の息子)だけにお金持ち役はさまになっていた。
ニューヨークのお金持ち階級の世界の物語なので、次々に衣装チェンジして出てくるファッションには、見どころがあったのかも知れない。
シャリ・スプリンガー・バーマン&ロバート・プルチーニ監督。
全米でベストセラーを記録したという小説、『ティファニーで子育てを』(読んでいないが邦題のセンスが最悪に近い、ので読むことはないだろう)の映画化作品。
今日現在でスカーレット・ヨハンソン出演作品が『ブーリン家の姉妹』と2本同時に公開されているが、こちらはほとんど何の話題にもなっていなくて、よほどつまらないのか、と思ったら、
それほどひどくはなかった。100分ちょっとという、ちょうど良い上映時間がありがたい。
ちょっとくせのある演出で、主人公が大学で文化人類学を学んでいた、という設定なので、ニューヨークのアッパー・イーストサイドのセレブの生態を人類学的視点から観察する、という物語になっている。
夫婦で監督をやっている2人はポール・ジアマッティ主演の『アメリカン・スプレンダー』で有名になった演出家だった。あの映画には、何か面白くなりそうでそうならない、いまいちな印象があったが、この映画でもそのいまいちさが最大の特徴になっている。
『アメリカン・スプレンダー』つながりでポール・ジアマッティが出番は少ないがちょこちょこと登場してくる。
この映画でもっとも目立っていたのはセレブの夫人、ミセスXを演じるローラ・リニーで、怪演技といっても良いようなぶっ飛ばし方で、この映画を多少は面白いものにするのに最大の貢献をしていた。
『イカとクジラ』 のときも、『ルイーズに訪れた恋は...』 のときも演技のうまい人だとは思ったが、この作品でも全く違ったキャラクターを観客の神経を逆なでするような演技で見せていて素晴らしい。
主役のスカーレット・ヨハンソンは純情な小娘というこれまでのイメージとは違う役どころだったが、年齢相応のキュートな表情を見せていて、意外にもかわいい。
セレブの家庭でナニーとして働くうちに社会について学び成長してゆく主人公と、主人公の影響で周囲の人々も何かを学んでゆく姿を描いたヒューマン・コメディ。
IMDb 公式サイト(日本)
スカーレット・ヨハンソンのキュートな側面が見られただけで満足するべき映画かも知れない。
ヒット中の『ブーリン家の姉妹』も終了しないうちに見に行くつもりだが、もっとも期待しているのはもうすぐ公開される予定のウディ・アレンによる『ヴィッキー・クリスティーナ・バルセロナ』で、出来もかなり良いらしい。
大学を卒業後は金融関係の仕事に進み、ウォール街で活躍するエリート女性になるつもりだったアニー(ヨハンソン)だったが、偶然が重なり、セレブの子どもの世話をする「ナニー」になる。
ミセスX(リニー)のパーティー三昧の生活ぶりを人類学的に観察するアニーのクールな視点と、それとは裏腹にミセスXの威圧感に押されっぱなしのアニーのおびえた表情とドジさが対照的に描かれる。
すぐに辞めるつもりだったナニーの仕事だったが、グレイヤー(ニコラス・リース・アート)と接しているうちに、グレイヤーは、「ナニーが大好きだ。」と言うようになり、アニーもまたグレイヤーに対する愛情を持つようになり、辞め辛くなってくる。
同じアパートに住むハーバード大学生(『セルラー』や『ファンタスティック・フォー』、『サンシャイン2057』 などのクリス・エヴァンス、配役はけっこう豪華だった)との、中途半端でどうでもいいような恋のエピソードもあった。
この演出家夫妻は恋愛ドラマの演出には向いていないようだった。
アニーの友人役でシンガー・ソングライターのアリシア・キーズが『スモーキン・エース』 に続いて出演。特に見せ場はなかったが、役柄とはちょっと違って、聡明そうな表情が素晴らしい。俳優としても十分やっていけそうな雰囲気があった。アニーのお母さんの看護士役の女優さん(ドナ・マーフィ)も好演していた。
ポール・ジアマッティがミスターXとして、友情出演みたいにして登場する。
が、特に面白い場面もなく、いてもいなくても、どっちでも良い程度の出演だった。が、お金持ちのボンボン出身(名門イェール大学の学長の息子)だけにお金持ち役はさまになっていた。
ニューヨークのお金持ち階級の世界の物語なので、次々に衣装チェンジして出てくるファッションには、見どころがあったのかも知れない。
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