2005年。DimensionFilms. "CURSED".
ウェス・クレイヴン監督。
クリスティーナ・リッチ、ジェシー・アイゼンバーグ、ジョシュア・ジャクソン、その他出演。

 狼男の呪いにかけられた姉と弟が、呪いを解くまでの物語。
 ある満月の夜、テレビ局勤務のエリー(C・リッチ)と、いじめられっ子のオタクな弟ジミー(J・アイゼンバーグ)はマルホランド・ドライブで言い争いをしているうちに自動車事故に巻き込まれる。
 ぶつかった車は崖下に転落し、女性が閉じ込められていた。彼女を助け出そうとしていると、狼男があらわれ、狼男が食ってしまう。エリーとジミーも狼男に引っかき傷をつけられる。
 その日以来、エリーには男性を引きつける不思議な魅力が出てきて、多くの男が彼女に言い寄ってくる。
 ジミーは怪力を手に入れて、いじめていたボー(『ロッキー・ザ・ファイナル』 のロッキーJr、マイロ・ヴェンティミリア、この俳優は『デス・ゲーム』にもチョイ役で出ていた)を簡単にやっつける。
 いつもジミーを「ゲイ野郎」といっていじめていたボーは、「実は僕はゲイなんだ」と意外な告白をする。
    オフィシャル・サイト(US)
 IMDb
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 遊び人として知られていたジェイク(ジョシュア・ジャクソン)は、いまだに子ども体型のクリスティーナ・リッチになぜか、「君に真実の愛を感じる」と愛の告白をする。
 これが罠だとも知らず、エリーはジェイクの言葉を受けとめる。
cursed3
狼男につけられた傷がおそろしいことを引き起こすことに、姉弟は気づきはじめる。
cursed4
ホラー映画の約束ごと通りに殺される、美人だが性格が最悪な女ジェニー(グラミー歌手のマイア)。
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後半の追跡シーンは、オーソン・ウェルズ監督の『上海からきた女』の鏡のシーンをパクってある。
ありふれた青春ホラー映画だが、ウェス・クレイヴン監督は、映画が、まがいもののインチキ商品に過ぎないことをよく理解しており、
 その点では、映画製作を通して、感動的な物語や高尚な思想を語るなどということをしないヌーヴェルヴァーグの映画監督たちと同じような考えで映画を作っているようにも見える。
 見終わって、何も残らないというところに美点がある作品。構成はしっかりしているだけに、全く退屈しないところもすぐれている。
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ビデオメーカー
ディレクターズ ウェス・クレイヴン
 
角川エンタテインメント
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