マッドマックス:フュリオサ | Sound@Cinema

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映画の音響技術評価などをプロ目線で、車系もたまにw
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期待値爆上がりで早朝のIMAX興行へいざ!

 

 

 

 

セッカチもセッカチで到着が早過ぎて

映画館側もまだ閉まってました・・・

 

と言うのもユナイテッド先着2,000名

限定の”フィリオサ”版クラブスパイス

カードを欲しくての事です(汗)

 

 

 

 

300円払って更新は出来たので良しとします!

 

 

 

 

で、肝心な本編なんですが、、、

 

どうもこうも期待値が高過ぎたのか?

前日譚という意味合いでのストーリー

の整合性を整え過ぎたのか?あれほど

欲しかったアドレナリンがさっぱり出ません。

 

まず、アニャの登場迄の尺が結構長く

幼少期に起こった出来事が意外に

普通というか怠いぐらいでした。

 

 

 

 

そして大問題なのが、クリヘム演ずる

ディメンタス将軍がただの野良集団の長

に過ぎず、小物感しかない上に極悪感も

薄く良い人物にすら見えてしまう点です。

 

 

 

 

砦のシーンではご丁寧に皆さん集合

しますが、ヒュー・キース・バーン

ではないイモータンジョーの迫力も

若干足りません。そして彼も極悪感

が薄くこの土地のバランスを保つ為

に生きており、やはり良い人に見えます・・・

 

 

 

 

肝心のアクションシーンもそれほど尺

も無く、後は既視感の有る攻防ばかり、、、
そしてどうしても仕方が無いんでしょうが

長い台詞のやりとりが散見されます。

 

ひっくり返ったのはオーラスの戦争が

省略された描写に唖然、ここが最大の

見せ場だと予想していたのにナレーション

でくるめてザラリと流します。

 

「無いのか、おめぇ!!!」

 

と絶叫しそうになりました。

 

いやぁ、期待し過ぎました・・・

 

先んじて興行が始まった全米でイマイチ

苦戦しているのが理解出来ます。

 

前作が傑作過ぎた事と、最悪の撮影環境下

での厳しさが余す所無く醸し出されていた

のが功を奏したんでしょう。今作は非常に

管理されたセーフティな中での大作の撮影

であるという事が何となく滲み出ており

ヤバさがまったく感じられないです。

 

フィリオサの過去を描かねばならないのは

重々判るんですが、バランスを取り過ぎてる。

 

次作とスピンオフの難しさを再確認しました・・・

最悪の5月最後となった事は永遠の記憶へ