DUNE 砂の惑星 PART2 | Sound@Cinema

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映画の音響技術評価などをプロ目線で、車系もたまにw
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オッペンハイマーが始まるのでIMAXスクリーン

での上映が大幅に減る事から、メイン興行の

最終日最終回に何とかギリギリ滑り込みました。

 

アトレイデス家の崩壊から砂漠の民フレメン

と結託し、打倒ハルコンネン男爵がメインの

パート2となります。

 

一つの惑星での利権争いなんですが、ほぼ欧州

と中東の歴史に置き換えたような壮絶な人間の

血生臭い抗争が眼前に繰り広げられます。

 

 

 

 

今作の目玉はハルコネン家のフェイド=ラウサ。

 

バトラーが演じます。しかしこの”ツルッ禿”感

と色白な様子はマッドマックスのウォーボーイズ

を彷彿とさせます。サイコ的な感じを追求すると

やはりこういう井出達でなるのでしょうか(笑)

 

 

 

 

世界一美しいと思うレベッカ・ファーガソンは、

予言や流言を利用し、フレメンの教母に収まるも

ベネ・ゲセリットの一員である彼女は更なる使命

を果たすべく着々と身籠った女児に傾倒していきます。

 

この辺りの解釈が七面倒くさいかな?


 

 

救世主となったポールは民をまとめ上げて

ハルコネン家に攻め入り一族の復讐に向かいます。


 

 

最大兵器は砂虫を使った攻撃はまさに圧巻!
 

なんだけど、みんな砂で真っ白、どっちが敵で

味方かビジュアル的に差が付いてません(笑)

しかし、ストーリー的にはポール側が優勢

なのが判るので細けぇ事は無視しましょう!

 


 

 

まぁしかし話はでかいというか、人間の複雑な

思考と征服欲というか、権利欲というか、王座

の就こうとする上流階級のぶっ飛んだ思考回路

を延々と見せつけられ、頂点に立つ為に必要な

縮図となっており、永遠に先々を見たくなると

いうループ感すら覚えました。

 

なのでまったく長く感じません。

 

この辺りがフランス人監督ヴィルヌーブの手腕

爆発と言った所じゃないかな?欧州人じゃないと

描き様がない無いスケールですわ。

 

ビジュアルも確かに凄いけど、出てくる人間が

凄過ぎる上に、出演俳優は頂点級の人材ばかり

で絢爛豪華さながらです。


 

 

そんな最中でもチャニ(ゼンデイヤ)との恋の

行方に、お爺さんは胸がキュンとしちゃいます。

 

まぁ、しかしでかい、本当にでかい映画です。

欧州チームだとこういう物が旨く描けるよね、、、

全体も細部も良く見えます。



 

 

でもってハンズ・ジマーの音楽含めての低音

攻撃が物過ごいですよ。砂虫の進軍シーンなど

サブウーファーからの圧力で全身の産毛が逆立ちます。

Dolby Cinemaならもうちょっと綺麗に再生

出来そうですが、IMAXのイマーシブサウンドでは

「バッ!バッ!バッ!」とパルス攻撃の様のです。

とは言え、地方館にしては上出来な再生環境な

テラスモール松戸なんですよね。設計が新しいので

IMAX常設館としては出来具合は良いとは思いたいが

如何せんDolby Cinema程のスピーカー数では無いです。

 

この辺りは規格なので致し方が無いかな?

どっちかという画が優先なので”仕様”としましょう。