黒人が主役の異色の西部劇でした。
白人はほぼ出て来ないので、かなり
物珍しい作りとなっています。
ナット・ラブ(ジョナサン・メジャース)は
幼少期に目の前で両親を殺され、額に十字架
の痕をナイフで切り刻まれます。
彼はその犯人が輸送中に脱獄した事実を
知り、かつてのギャング団を再結成して
復讐を決意するのです。
その因縁の犯人とはルーファス・バック
(イドリス・エルバ)この人です。
なにやかにやと細かな諍いの後に、
往年の西部劇銃撃アクションの
オーラスへと向かいます。
しかしただのドンパチアクションじゃ
ございませんでした。
この二人は凄まじい因縁に結ばれていたのです!!
これは見てのお楽しみです。
なんと言ってもブラックテイストに溢れ、
今迄経験の無いテンポと構成でした。
荒野に吹き荒ぶ風には白人のヒーローが
ピッタリという先入観を打ち破って、
黒人だけのブラックパワーでも成立
させるといった意気込みを感じます。