ベスト・キッド2 | Sound@Cinema

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流れで”ベスト・キッド2”へ突入。

 

これは当時、日本の描写が酷いとの噂で未見でしたが、

ありがたい事に昨今はストリーミング配信されているので

抵抗無くポチッ!

 

 

 

 

冒頭、パート1の回顧から入り未見でも

判り易い導入でした。

 

そして今回のお話の核はミヤギのルーツ

沖縄になります。ダニエルの母が仕事の

都合で家を空ける事になり、その間ミヤギ

にダニエルを託します。しかし、ミヤギの父

の危篤の連絡で故郷の沖縄に帰る事になり

ミヤギと一緒に居たいダニエルは大学進学

の為の貯金を切り崩し一緒に着いていきます。

 

沖縄に帰った途端、若い頃ミヤギに面子を

潰されたサトウが子分を従え、過去の遺恨

を晴らすが為に蹴りを付ける様強要され、

さて如何なる展開になるか?

と言った流れであります。

 

注目は何と言って沖縄の描写でしょうかね?

 

当時は沖縄ロケを敢行せずに、模して作った

オープンセットの日本感が酷い事と、時代考証

がずれている事、そして日本人役の日本語が

酷過ぎる点が指摘され、割と国内では酷評

されていた記憶があります。

 

でもね、今見ると割とすんなり観られたのは

時代と時間の流れのせいでしょうかね?

村一個分のオープンセットに、沖縄の街並み

をどこかに飾り込んで作ったのは、CG全盛

の今となっては結構凄い事です。

 

確かに難はありますが、よく頑張ったなぁ、、、

と妙に感心してしまいました(笑)

 

そしてミヤギ演ず、パット・モリタの芝居が

割と真に迫っており、自身が主役格だという

自覚が本編からヒシヒシと伝わって来るじゃ

ないですか!?

 

綻びは酷い物がありましたが、この辺がきちんと

伝わって来て、なんともすんなり観る事が

出来たのは驚きでした。

 

俺の懐古趣味?歳取ったせい?

 

いやいや、当時の日系人達が色んな背景背負って

懸命に日本への憧憬を表しているのが、微妙に

伝わってくる珍作といった所かな?

 

そのエネルギーは十分に感じられる1作でした。

 

アマプラとNETFLIXで鑑賞可能です!