LION/25年目のただいま | Sound@Cinema

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折り合いが悪く中々観る事が出来ませんでしたが、

まもなく興行が終わってしまうので、今日はこれ一択

に絞って繰り出しました。

 

”LION/25年目のただいま”です。

 

冒頭、兄と散り散りになってしまいインド国内を彷徨う

少年サルーのセクションがかなり気の毒に映ります。

 

理由は単純明解。

 

子役サルーが異常に可愛いからです(爆)

 

 

 

 

大きな瞳が印象的なサニー・パワール君です。

 

何千人の中から選ばれたと聞きました。

 

本当に可愛い少年です。これだけ可愛いと簡単に

感情移入が出来てしまいます(笑)

 

よくぞこんな少年を見つけたもんだと感心しました。

 

子役って、最強です!!!

 

そして、オーストラリアの夫婦に貰われて行くサルー

ですが、この辺りから泣き出してしまう人が続出、、、

館内は鼻をすする音の大合唱でした。

(泣き過ぎの人が多く、その嗚咽が大き過ぎて

こっちが引いてしまいます・・・)

 

 

 

 

それはもう単にニコール・キッドマンが演じた、

育ての母の無償の愛のお芝居に他なりません。

 

この穏やかさと、力強さは特筆もんです。

 

ここから一気に物語は畳みかけて来ます。

 

少々押し付けがましい点もありますが、総じて良い

バランスを保ったままラストを迎え。なぜタイトルが

”ライオン”なのか謎が解ける、ここでも涙腺は崩壊

しそうになりました。主役のデーヴ・パテールの髪型

がもっさもさでライオンのたてがみの様だと思ってた

人が沢山居たと思いますが、実は違うんですよ!

 

メインタイトルの意味でやられたのは初めてです(笑)

 

敢えて難を言えばルーニー・マーラの役処が

かなり半端で、非常に勿体無い起用方法となっています。

リアルストーリーなので事実関係を大きく曲げる事は

不可能だったとしても、こんな芝居達者な女優を

キャスティングしながら、物語の中核に作用しない

位置関係は惜しいとしか言いようがありません。

 

それでも、良い映画であることには違いありません。

 

どうかご覧になって下さい。