まったく脈絡無く、毛色も違う物を本日は2作。
もうスケジュールの都合としか言い様が無いんだが、
結果は如何に?
まずは、ボリウッド映画の”きっとうまくいく”
ウルトラベタで単純明快その物の快作。
そのベタをまったく気にもせず、涙あり笑いありの
ハートウォーミングストーリー。
もうここまでベタだと逆に許せるぐらい、
皆が体当たり演技で良く出来てる。
まさにインド映画の底力で一本勝ちと言った所かな?
しかしちょっと気になるのが”自殺”って言葉が
映画の根底にあったこと。インドも急激に社会発展し
就職ひとつで一家が一喜一憂するほどの大変な事。
それほど底辺の貧しさからの脱却は永遠に課題の様だ。
その為の教育熱は凄まじく、7~80年代の日本や
今の韓国の様に子供らが強烈苛烈な競争に晒されて
居る様である。映画はそれをやんわりと否定し人間
らしく生きる事を説いている。これが実に素晴らしかった。
良い気分のままで”V/H/Sシンドローム”に向かう。
ただ単にキャーキャーと喚き騒ごうと思ったが、
余りにPOVのカメラの動きが荒々し過ぎて、
気持ちが悪くなってしまった、、、
「あ!!」
これが失神者続出っていう宣伝側の謳い文句だったのか!?
作品そのものは、それぞれバラバラのエピソードを
廃屋に忍び込んだ若者らが、そこにあったVHSを
視聴することによって、その映像の中身に没入するという
強引としか思えない接着技で、これはちょっとどうだろう?
やっぱり一貫した、何かが無いと全然怖く無いのである(笑)
断片的に怖い脅し映像を見せられても、
「え?何それ!?えっ、何!???」
とまったく理解に達しない事に気が付いた。
そして、揺れ過ぎるカメラに気分ばかりが
悪くなり、劇場館内の効き過ぎたエアコンで
更に別の悪寒迄覚えるという、オチで終了。
駄目だこりゃ・・・
期待してた俺が、、、orz、、、
POVはもう限界、無理というのが結論。
新しいという論評もあったが、そうは思えない。