映画感想1「人生、ここにあり!」 | 大分のご当地アイドルSPATIO/オフィシャルブログ

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最近、映画の感想を書けてなかったので、まとめて3本。

1本目はイタリア映画「人生ここにあり!」



1980年代、精神病院を廃絶し、精神病患者たちが一般社会で暮らせるような地域づくりに世界で初めて挑戦したイタリア。そんな時代に、ある施設が行った取り組みを実話を元に感動的に描いた人間讃歌だ。

重いテーマでありながら、イタリア映画らしいユーモアあふれる語り口で描いたところが面白い。すぐ手が出るキレやすい男、彼氏が100人いるという妄想を持つ女など、一筋縄ではいかない元患者の面々が繰り広げるドタバタぶりが笑いを誘い、気が付くと暖かい涙が頬を伝っている。

印象的なのは元患者たちの「性」や「恋愛」に触れている所だ。勿論彼らにも「性欲」はあるし「恋愛感情」もある。そのことにあらためて気づかされる。何も違わないんだという事を教えてくれる。

この勇気ある決断をしたイタリアに対して、日本はどうなのだろう?「精神病院」や「養護学校」「精神障害者」などという言葉を言い換えるだけで満足してないだろうか?「障害者」を「障がい者」と言い換えよう?そんなことで元患者たちが特別視されない社会、社会で生活していける環境が整っていると言えるだろうか?勿論、国や行政の問題だけではない、私たち自身の意識も変わっているだろうか?

この映画の原題は「やればできるさ!」これは社会に出て行こうとする障害者の気持ちだけではない、受け入れる私たちも同じ気持ちにならなければ、真のバリアフリーな社会は実現出来ないのではないだろうか?