米国映画賞のキックオフとなるナショナル・ボード・オブ・レビューが発表になりました!

 
作品賞は、スティーヴン・スピルバーグ監督の新作『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』(2018年3月より日本公開予定)。
 
1971年の米国。ベトナム戦争に関する酷病床の最高機密文書の隠蔽を暴くべく動いたジャーナリストたちの姿を描いた実在のドラマです。
第88回アカデミー賞作品賞を受賞した『スポットライト 世紀のスクープ』などこのテのテーマは、アカデミー賞の大好物だけに、スピルバーグが久々にオスカーを手に可能性も。
主演はトム・ハンクス×メリル・ストリープですが、このふたりが揃って男優賞、女優賞も受賞しています!
 
監督賞は、『フランシス・ハ』で注目を浴びた女優グレタ・ガーウィッグの初監督作品『レディ・バード』(原題)。
個人的に『コール・ミー・バイ・ユア・ネーム』と並んで気になる作品。こちらもアカデミー賞まで行きそうな勢いですね。
 
ヴェネチア、トロント映画祭で注目された『シェイプ・オブ・ウォーター』、『スリー・ビルボード』がまったく絡んでいないのが謎といえば謎。
 
主な受賞作は以下の通り。
 
【作品賞】
『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』
 
【作品トップ10】
『ベイビー・ドライバー』エドガー・ライト監督
『Call Me by Your Name』(原題)ルカ・ウァダニーノ監督
『The Disaster Artist』(原題)ジェームス・フランコ監督
『The Florida Project』(原題)ジョーン・ベイカー監督
『Lady Bird』(原題)グレタ・ガーウィグ監督
『Phantom Thread』(原題)ポール・トーマス・アンダーソン監督
『ダウンサイズ』アレクサンダー・ペイン監督
『ダンケルク』クリストファー・ノーラン監督
『 LOGAN/ローガン』ジェームズ・マンゴールド監督
『ゲットアウト』ジョーダン・ビール監督
 
【インディペンデント映画トップ10】
『ローガン・ラッキー』スティーブン・ソダーバーグ監督
『ゴッホ 最期の手紙』
『A Ghost Story』
『Beatriz at Dinner』
『Brigsby Bear』
『Menashe』
『Lady Macnashe』
『Norman:The Moderate Rise and Tragic Fall of a New York Fixer』
『Wind River』
『Patti Cake$』
 
 
【監督賞】
グレタ・ガーウィグ 『Lady Bird』
 
【主演男優賞】
トム・ハンクス 『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』
 
【主演女優賞】
メリル・ストリープ 『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』
 
【助演男優賞】
ウィレム・デフォー 『The Florida Project』
 
【助演女優賞】
ローリー・メトカーフ 『Lady Bird』
 
【アンサンブル演技賞】
『ゲット・アウト』
 
【ブレイクスルー演技賞】
ティモシー・シャラメ 『Call Me by Your Name』
 
【脚本賞】
ポール・トーマス・アンダーソン 『Phonetom Thread』
 
【脚色賞】
スコット・ノイス経ったー、マイケル・H・ウェバー 『The Disaster Artist』
 
【アニメーション賞】
『リメンバー・ミー』 リー・アンクリッチ、エイドリアン・モリーナ監督
 
【外国語映画賞】
『Foxtrot』サミュエル・マオズ監督(イスラエル)
 
【外国語映画トップ5】
『ナチュラルウーマン』 セバスティアン・レリオ監督(チリ)
『ラブレス』 アンドレイ・ズビャギンツェフ監督(ロシア)
『ザ・スクエア』 リューベン・オストルンド監督(スウェーデン)
『婚約者の友人』 フランソワ・オゾン監督(フランス)
『夏、1993』 カルラ・シモン監督(スペイン)
 
【スポットライト賞】
パティ・ジェンキンスとガル・ガドットの『ワンダーウーマン』における創造的なコラボレーションに対して