第72回ゴールデン・グローブ賞がロサンジェルス現地時間1月11日に行われました。

 セシル・B・デミル賞(功労賞)を受賞したジョージ・クルーニーは、“私はシャリル”というバッジを付け登壇し、フランスで起こったテロ事件へ屈しないスピーチを行うなど、彼らしい気骨のある姿勢を見せました。

で、結果ですが、ドラマ部門はアカデミー賞でも本命の『6才のボクが、大人になるまで。』が作品賞を受賞。コメディ・ミュージカル部門は、『6才~』と並んでアカデミー賞の作品賞の有力候補である『バードマン~』を抑えて、ウェス・アンダーソンの『グランド・ブタペスト』がサプライズ受賞! 私は、大好きな作品なので嬉しいですが、ちょっとこれは意外ですね!
 ちなみに、2作品とも同じ20世紀フォックスの作品です。

俳優部門は、主演男優のエディ・レッドメイン、マイケル・キートン、主演女優賞のジュリアン・ムーア、助演女優賞のパトリシア・アークエットも下馬評通り。
が、コメディ・ミュージカル部門の主演女優賞エイミー・アダムス、助演男優賞のJ ・K ・シモンズはサプライズといえるでしょう。

以下が、映画部門の全リストです。

ちなみに、ドラマ部門では、近年の中での私のヒットドラマ『ハウス・オブ・カード』のケヴィン・スペイシーがドラマ部門での主演男優賞を受賞! 嬉しいです!!

●作品賞 ドラマ部門
『ジ・イミテーション・ゲーム』
『博士と彼女のセオリー』
★『6歳のボクが、大人になるまで。』
『SELMAセルマ』(原題)
『フォックスキャッチャー』


●作品賞 コメディ・ミュージカル部門
『バードマン あるいは(もたらす予期せぬ奇跡)』
★『グランド・ブタペスト・ホテル』
『イントゥ・ザ・ウッズ』
『PRIDE プライド』(原題)
『St.Vincentセント・ヴィンセント』

●監督賞
★リチャード・リンクレター 『6才のボクが、大人になるまで』
デヴィッド・フィンチャー 『ゴーン・ガール』
ウェス・アンダーソン 『グランド・ブタペスト・ホテル』
アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
エヴァ・デュヴェルネ 『Selma セルマ』(原題)

●主演男優 ドラマ部門
ベネディクト・カンバーバッチ 『ジ・イミテーション・ゲーム』(原題)
スティーヴ・カレル 『フォックスキャッチャー』
ジェイク・ギレンホール 『Nightcrawlerナイトクローラー』(原題)
★エディ・レッドメイン 『博士と彼女のセオリー』
デヴィッド・オイエロウォ『Selma セルマ』(原題)

●主演男優賞 コメディ・ミュージカル部門
★マイケル・キートン 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
クリストフ・ヴァルツ 『ビッグ・アイズ』
レイフ・ファインズ 『グランド・ブタペスト・ホテル』
ビル・マーレイ 『St.Vincent セント・ヴィンセント』(原題)
ホアキン・フェニックス 『インヒレント・ヴァイス Inherent Vice』(原題)

●主演女優賞 ドラマ部門
★ジュリアン・ムーア 『アリスのままで』
リース・ヴィザースプーン 『Wild ワイルド』(原題)
ロザムンド・パイク 『ゴーン・ガール』
フェリシティ・ジョーンズ 『博士と彼女のセオリー』
ジェニファー・アニストン 『Cake ケイク』(原題)

●主演女優賞 コメディ・ミュージカル部門
★エイミー・アダムス 『ビッグ・アイズ』
ジュリアン・ムーア 『マップ・トゥ・ザ・スターズ』
ヘレン・ミレン 『マダム・マロリーと魔法のスパイス』
クワヴェンジャネ・ウォレス 『ANNIE アニー』
エミリー・ブラント 『イントゥ・ザ・ウッズ』

●助演男優賞 
ロバート・デュバル 『ジャッジ 裁かれる判事』
イーサン・ホーク 『6才のボクが、大人になるまで』
エドワード・ノートン 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
マーク・ラファロ 『フォックスキャッチャー』
★J・K・シモンズ 『Wiplash ウィップラッシュ』

●助演女優賞
★パトリシア・アークエット 『6才のボクが、大人になるまで。』
メリル・ストリープ 『イントゥ・ザ・ウッズ』
ジェシカ・チャスティン 『A Most Violent Yearア・モースト・バイオレント・イヤー』
エマ・ストーン 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
キーラ・ナイトレイ 『ジ・イミテーション・ゲーム』(原題)

●脚本賞
ウェス・アンダーソン 『グランド・ブタペスト・ホテル』
リチャード・リンクレーター 『6才のボクが、大人になるまで』
グレアム・ムーア 『ジ・イミテーション・ゲーム』(原題)
ギリアン・フリン 『ゴーン・ガール』
★アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ、ニクラス・ヒアコボーネ、アレクサンダー・ディネラリス・Jr. アルマンド・ボー『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

●作曲賞
アレクサンドル・デスプラ 『ジ・イミテーション・ゲーム』(原題)
★ヨハン・ヨハンソン 『博士と彼女のセオリー』
ハンス・ジマー 『インターステラー』
トレント・レズナー、アッティカス・ロス 『ゴーン・ガール』
アントニオ・サンチェス 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』

●歌曲賞
「Big Eyes」 『ビッグ・アイズ』
「Glory」 『Selma セルマ』(原題)
「Mercy is 」 『ノア 約束の箱船』
「Opportunity」『ANNIE アニー』
「Yellow Flicker Beat 」 『ハンガー・ゲーム:モッキングジェイPart1』(原題)

●アニメーション賞
『LEGO ムービー』
『ベイマックス』
★『How to Train Your Dragon2 ハウ・トゥ・トレイン・ユア・ドラゴン2』(原題)
『The Boxtrolls ザ・ボックス・トロールズ』
『The Book of Life ザ・ブック・オブ・ライフ』

●外国語映画賞
『イーダ』  ポーランド
『ツーリスト』 スウェーデン
★『リヴァイアサン』 ロシア
『タンジェリンズ』 エストニア
『ゲット・ザ・トライアル・オブ・ヴィヴィアン・エルサレム』イスラエル

●セシル・B・デミル賞 
ジョージ・クルーニー